旅の途中 橋本梧郎と水底の滝・第二部 (2015/01/02)
西暦2014年製作/71分 製作・構成・撮影・編集・報告:岡村淳
西暦2007年。 94歳を迎えた在ブラジルの植物学者・橋本梧郎先生と10年以上の付き合いを続けてきた岡村は、橋本先生の人生の総決算の旅の運転手を務めながら撮影を行なう覚悟をした。 ブラジル南部のパラナ州で、愛妻のゆきさんの両親の墓所を初めてお参りした後、橋本先生は自分に植物標本を送り続けてくれた人の遺族を探す。 旅も終わりに近づき、奥地でドイツ移民の遺した理想的な環境農園の存在を知った。 橋本先生は自分に残された時間とどう向き合うか、気が急くばかりだ。 ゆき夫人が体調を崩し、サンパウロの自宅兼標本館でひとり暮らしを余儀なくされる橋本先生は、100周年を迎えるブラジルの日系社会への意外な苦言を岡村に吐露する。 いっぽう橋本先生を支えてきたとされる日本人そのものが、橋本先生の研究の存在を脅かしている現実を思い知ることになってしまった。 そんな橋本先生を、さらに新たなトラブルが待ち構えていた。
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