ガルンガンの祭りの夜/富山妙子 自作を絵解く(短編) (2024/01/10)
撮影:西暦2019年 製作:西暦2020年 構成・撮影・編集:岡村淳 27分
岡村の『富山妙子 自作を絵解く』シリーズが臨界に達した最終作品。 高齢と身心の障害にあえぐ富山の体調が許したわずかのあわい、一期一会の対話と撮影による。 富山が軍国日本と朝鮮人従軍慰安婦問題を告発した『ガルンガンの祭りの夜』(西暦1986年)について実物を前に岡村が富山の話を引き出していく。 この作品は問題個所をトリミングのうえ、岩波書店のブックレットの表紙を飾っている。 富山はこの作品の構想を練るためインドネシアのバリ島に渡り、現地での偶然をつむぐようにして描きこんでいったことを明らかにする。
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