移民百年祭
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- 岡村淳/ブラジルの落書き:改訂版
- 岡村淳/住めばブラジル (改訂版)
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- 岡村悦子の伝言
岡村淳アーカイヴス
(最終更新日 : 2024/02/18)
--- 岡村淳アーカイヴス 目次 ---
- 「移民の目で見た日系社会」(神戸新聞20
04年4月5日朝刊)
- 「60年目の東京物語と盗作疑惑」美代賢志
著
- 「岡村イズム宣言! ドキュメンタリーは人
生だ。」ブラジル日和
- 拓殖学・移民歴史感から見た『ハルとナツ』
のドラマ研究 (前編)
- 拓殖学・移民歴史感から見た『ハルとナツ』
のドラマ研究(後編)
- 「岡村淳の世界」中村勉著
- 「KOJO ある考古学者の死と生」資料
- 緊急報告 NHK「ハルとナツ」の疑惑(1
)
- 緊急報告 NHK「ハルとナツ」の疑惑(2
)
- 日本放送協会会長への質問状
- 岡村淳 〈関係〉のドキュメンタリー/〈愛
〉のメディア 淺野卓夫著
- 「あもーる あもれいら」第一部を読む
- 2008年にいただいたコメントから。
- 「あもーる あもれいら」第二部を読む
- 「さまよう人とともに」「ササキ農学校の一
日」を読む
- 『KOJO ある考古学者の死と生』を読む
- 「アマゾンの読経」を読む
- 「ナメクジの空中サーカス 廃屋に潜む大群
」を読む
- 「映像素描 夏草のミッション」を読む
- 2009年にいただいたコメントから。
- ブエノスアイレスで観る「60年目の東京物
語」
- 内側から見た岡村作品
- 「下手に描きたい」を読む
- ドキュメンタリー映画の最前線メルマガ・n
eoneo連載
- 『南回帰行 橋本梧郎と水底の滝』を読む
- オカムラ作品をつぶやく
- 橋本梧郎先生と私
- 『ブラジルの土に生きて』改訂版を読む
- 『郷愁は夢のなかで』を読む
- 『リオ フクシマ』を読む
- 『ばら ばら の ゆめ』を読む
- 『ブラジルのハラボジ』を読む
- 『リオ フクシマ 2』を読む
- 岡村淳ライブ上映会を読む
- 松本浩治『移民Ⅱ』のどこが凄いか<上><
下>
- 江古田映画祭と『リオ フクシマ』シリーズ
を読む
- 『消えた炭鉱離職者を追って サンパウロ編
』を読む
- 『あもれいら』の観想と感想@鳥取
- 『忘れられない日本人移民』を読む
- ブラジリアングラフィティを読む
- 立教大学ラテンアメリカ研究所主催オンライ
ン講演のアンケートへのお答え
- 尾口桜里さん『現代史のトラウマ』から
- 山川建夫 房総の伝言
- 岡村淳2021年東大闘争資料⓵ 東大東
文研「岡村淳監督作品・連続上映会」参加希
望者への「狭き門」突破のためのアドバイス
(12月11日)
- 岡村淳2021年東大闘争資料② 岡村作
品をオンライン上映会でも快適なクオリティ
でご覧いただくために(12月13日)
- 岡村淳2021年東大闘争資料③ 東大東
文研オンライン上映会で岡村が看過してはい
けないこと(12月16日)
- 岡村淳2021年東大闘争資料④東大東文研
岡村淳オンライン上映会最終回で何が起こっ
たか
- 東京大学東洋文化研究所主催の岡村淳オンラ
イン上映会で何が起こったか・参加者の声を
聴く⓵星野智幸さん(小説家)より
- 『連作 富山妙子素描』を読む
- 【岡村淳『富山妙子 炭坑に祈る』】by
アサノ タカオ
- 東京大学東洋文化研究所主催の岡村淳オンラ
イン上映会で何が起こったか・参加者の声を
聴く②etsukoさんより
- 東京大学東洋文化研究所主催の岡村淳オンラ
イン上映会で何が起こったか・参加者の声を
聴く③岩崎信幸さんより
- ブラジル移民史からみる記録映像作家・岡村
淳の画家・富山妙子シリーズ
- 金港入道 伊藤修の発心 / メモ:『消
えた炭鉱離職者を追って サンパウロ編』の
感想
- 『メイシネマ祭』シリーズを読む
- 〈赤木和文ファイル〉から
- 四宮鉄男監督、岡村淳作品を読む『旅の途中
/橋本梧郎と水底の滝・第二部』
- 【岡村の蛇足を書き添えました】四宮鉄男監
督、岡村作品を読む『ブラジルの土に生きて
』
- 岡村淳プロフィール・冗長版(2022年修
正)
『忘れられない日本人移民』を読む
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『忘れられない日本人移民』を読む (2020/09/15)
COVID-19問題でブラジルにて半年近い巣ごもりが続いて次回訪日の見通しもたたないなか、当たり前になっていて近年のひんぱんな訪日の繰り返しこそが異常だったのではと気づき始めました。
文字通り「心を亡くす」状態である「忙しい」は極力さけるべき下品なさまである、などと思いながら、どうやらだいぶ心をなくしていたようです。
そのひとつとして、僕にとってはかけがえのない拙著に寄せていただいた数々のレビューをこのウエブサイトでご紹介していないことに今さら、木津歌次第です。
気づきのきっかけとなったEtsuko Toshimaさんのレビューをまずはご紹介します。
〇いまさらひとりでブックリレー
Etsuko Toshima 著
最初はテレビの仕事で、ブラジルに長期滞在しながらドキュメンタリー制作をされていた岡村監督は、独立し、自ら移民となった。
フリーの立場で、ブラジルの日本人移民や画家など、ご自身のインスピレーションにひっかかる人たちの記録を通じて、ドキュメンタリー道を突き詰めておられる方だ。
画:Etsuko Toshima
言ってみれば、マイノリティ的な(と言ってよいだろうか)人々を追う、いわばマジョリティ的な立場を降りて、自らもマイノリティ的な道(と言っていいだろう)を選んだ人の、記録がこの本。
この本の中で、監督は、言葉に表せないものを記録するために、映像を選んだと書いたくだりがある。
ドキュメンタリーと言っても、何をどう切り取るかという問題はついて回るし、そこから、感動とか、悲劇とか、何かしらの、演出?風味?メッセージ?の様な作る側の意図に叶うものを排する事は難しい筈だけれども、そこに挑戦されているのが監督なのだと思う。
言葉に表せない、というのも、そういうことで、そこには敬意がある。
今、言葉に表せないものを大切にしている場は、どれだけあるのだろう。
全体性の回復を、世界は待っているのじゃないか、なんて思ったりする。
マイノリティであることの大切さ、と言っていいかわからないけれども、そこに価値を見出そうとするのなら、ひとつには、踏まれることの痛さを知ることだし、それは踏むことに気づくことだ。
そして、忘れているかもしれないけど、(社会にもよるかもしれないけど)人はみんな、マイノリティだった。
子どもの時。
かと言って、何かを一方的な見方をしないのが、監督の作品の凄さだし、私は初めて出会って以来、ずっとそれに惹かれている。
事実は小説より奇なり。
めちゃめちゃ面白い本だけれども、単に面白いで終わらないのは、やはり、それはフィクションではなく、実際に生きた人の話だから。
それは、激しく、ではないかもしれなくて、どちらかというとじんわりと、私の存在を揺さぶる。
(西暦2020年9月13日付 facebookにて発表)
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