岡村淳2021年東大闘争資料④東大東文研岡村淳オンライン上映会最終回で何が起こったか (2021/12/19)
東大東文研岡村淳オンライン上映会最終回で何が起こったか
【東大東文研主催により、今年11月から連続して行われた岡村淳オンライン上映会では「複合汚染」とでも呼ぶべき深刻かつ根深い数々の問題の、氷山の一角が明らかになりました。 本稿はその最終回で生じた問題の数点に絞って、大学側に問い合わせるために書き始めたものです。】
東京大学東洋文化研究所主催のオンラインセミナー「岡村淳監督作品・連続上映会-富山妙子、百年の孤高」に関して、在外のゲストの映像作家として、遺憾ながら看過できない諸々の問題が生じました.。 そのうち全3回の最終回の12月18日に生じたいくつかの問題に絞って、これが御大学のスタンダートなのかどうか、ご教示いただければ幸いです。
このイベントは「どなたでも参加いただけます。」と一般の方々の参加を促す告知が御大学よりされていますが、連続イベントでありながらフィードバック機能がなく、参加者から主催者への怒りと嫌悪の声が在外のゲストである私のもとに多数寄せられています。 今後の改善を願って、具体的な問題を以下、記します。
1.在外ゲスト作家へのホスト側の基本姿勢に関して 今回のイベントで主催者が決定した私の作品は、すでに主催者にDVDにて納品してあります。 しかし参加者へのサービスを主眼に、今回、このイベントのために新たなディレクターズカット版の作成をいたしました。 これは主催者の決定した納品バージョンとは相違があるため、責任者に納品した改訂版を試写したのかどうか確認をしました。 すると当日の開始直前になって「それにこたえる義務はありません」との返答をいただきました。 ゲスト作家の名前と作品上映を冒頭に掲げるイベントであって、ゲスト作家がこうした当然の確認をすることに対して、このような返答をするのがホストの東京大学の方針なのでしょうか?
2.打ち合わせでのパワハラ行為 私は少しでも参加者の満足感の高いイベントにと願い、イベントのタイトルから上映プログラム案、対談ゲスト案などを主催者に提案してきました。 それに対して主催者は返信もないか、ダメ出しをするかにとどまりました。 ホストとゲストの関係でありながら、あたかもパワハラ社長と出入り業者といった状態が続きました。 2回目の構成に関して、私は終了時に短編の拙作を上映して終える、という案を提案しました。 これには珍しく主催者から「いいですねー」という返信がありました。 しかし2回目終了時は、主催者が自室にあったCDでご自身のお気に入りの音楽を流して終了となりました。 3回目の開始前のスタッフのオンラインでの打ち合わせの際、私が改めてこの案を提案しました。 すると、そもそも責任者がこの作品を自身のPCで共有できるよう準備してあるはずが、それを怠っていることがうかがえました。 そのため、これまで上映作品の共有をサポートしていた東文研の助教にこの画像を出せるか私が尋ねると、責任者は「○○さんは忙しいんだから!」と私に対して声を荒げ、全員を委縮させました。 ご自身の手落ち手抜かりを、ゲストにどなりつけて切り抜けるというのは、新鮮な驚きでした。 こうしたゲストに対する応対は、御大学では許容の範囲でしょうか?
3.責任者の時間厳守宣言 責任者は今回、イベントをだらだら続けずに21時30分には時間厳守で終了すると宣言しました。 責任者の発表したプログラムでは最後に責任者の挨拶の後、ゲストの私の挨拶で終わる、とありました。 21時20分過ぎに責任者の挨拶が始まり、まもなく私のZoom接続が切断されてしまいました。 2分ほどで接続は復帰しましたが、ホスト側の入室許可が下りません。 そのまま待機を続けましたが、終了厳守時間も過ぎたため、私も退出をと考えましたが、念のため21時45分まで待機をしました。 この時間になってようやく私の再入出が許可されましたが、なんとまだ責任者の話が続いているではありませんか。 イベント中、「岡村さんの話がもっと聞きたい」という参加者のチャット書き込みが多数ありましたが、反映されることもなく、最後の私の「ひと言」の挨拶の後もさらに責任者が、いわゆる「マウントをとる」ためのうかがえる話が続きました。
終了後、一般参加者からいまだにゲストの私のもとに主催者に対する怒りと嫌悪のメッセージが送られてきています。 少なからぬ方々に「これが東大スタンダード」と受け止められたようですが、いち在外ゲスト作家として、私の作品上映会という触れ込みで参加された方々への道義上、これらがゲストが耐えるべき程度の問題か、東京大学の見解をご教示いただければ幸いです。
西暦2021年12月20日 ブラジル・サンパウロ 岡 村 淳
備考: この草稿をさらに吟味して東京大学のしかるべき部署に送ることを考え、関係者からいろいろな有効なアドバイスをいただいています。 このイベントでは岡村は「ゲスト」ではなく、フィーチャーされるべき学外協力芸術家としてあつかわれるべきだったと教えてもらいました。 当局からスルーされないためには、岡村が責任者以外の方々を巻き込むことを避けるために具体的に記してこなかったことも、きちんと事実関係を明らかにするべきだと助言をちょうだいしています。 また岡村の参加を主催者がブロックした状態で主催者が延々と語り続けたという「科研費」の問題について、科研費に詳しい方のご教示を仰ぎました。 その方から、関連機関が調査を行なえば先方の方が懲戒免職等の処分になる可能性もあると教えていただきました。 皆さんの応援と叱咤激励に感謝を込めて、一陽来復、メリークリスマス! (2021年12月20日)
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