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岡村淳のオフレコ日記
     岡村淳アーカイヴス  (最終更新日 : 2026/04/21)
星野智幸さん著『水俣ナゾの山岳遺跡を探る』レビュー

星野智幸さん著『水俣ナゾの山岳遺跡を探る』レビュー (2026/04/21) 小説家の星野智幸さんが拙作『水俣ナゾの山岳地帯を行く』のレビューをFACEBOOKに公開されました。
星野さんのご快諾をいただき、ここに紹介させていただきます。


水俣病公式認定70年の今年、まったく思わぬ方向から水俣の世界観に触れる、映像作品を見た。ブラジル在住の記録映像作家、岡村淳さんの新作、『水俣ナゾの山岳遺跡を探る』である。これがYouTubeで公開されているのだ!
水俣の山に入ったところで、古代の彫刻みたいなものを見つけた方がいて、行政に調査保護を訴えたものの、関心を払われず、その方ともうひと方、この作品の主人公となる高倉敦子さんだけが、気にかけていたところ、元考古学徒の岡村さんと知り合い、調査記録してみようということになる。
ところが、山の中のその場所までのルートがもう曖昧になり、探し出すまでが大変。そして見つけたものは……。
水俣といえば、その海と生命の豊かな世界像とその破壊が、石牟礼さんの作品で描かれたこともあって、今は深く読み込まれ、その価値を受け取る人がゆるやかに広がっている。
ところがこの作品では、山の側から、水俣の水の重要さが解き明かされていく。あたりまえだけど、海と山と水はひとつながりなのだから。
岡村さんのすごさは、どの作品でも、人が見落とすところ、人々の死角に入って存在を認識されないところや人間に、カメラを向けて、驚くべき豊かな世界を描いてしまうこと。
数年をかけた取材でたまたま今年のこのタイミングで完成しただけで、水俣病70年は偶然だという。岡村作品は、岡村さんが来日して上映に立ち会う「ライブ上映」で見るのが、その真価なのだけど、新作をYouTubeで見られるのなら、絶対見たほうがいいです。
(西暦2026年2月24日 FACEBOOKに掲載)

拙作『水俣ナゾの山岳遺跡を探る』はYouTubeにて無料公開中です。
以下のリンクからアクセス可能です。
https://www.youtube.com/watch?v=-vJY7utbBEM


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