9月の日記・総集編 嗚呼富士見観音 (2006/10/02)
9/1記 寺小屋満員御礼
日本にて 朝イチの「はやて」で仙台へ。 案内所で尋ねて、駅から歩いて今日の上映会場・洞林寺に向かう。 平日の日中に5時間以上の長編「アマゾンの読経」上映ということで、広い本堂のどれぐらいが埋まるか。 ふたを開けてびっくり、100人以上の人出。 法要の時でもなかなかこれだけの人は集まらない、と寺サイドの談話。 お寺さんの動員、地元の有力紙・河北新報のカラー写真入り記事等のおかげ。 お寺が映画館に。 まさしく寺「小屋」である。 不思議な偶然を紡いでいったら、こういうことになった。 あなかしこといふもあはれなり。
9/2記 YEBISUで会う
日本にて 仙台での打ち合わせと作業もソコソコに、柄にもなく新幹線で東京へ。 通常モードならあまり出席しないような集いに参加させていただく。 さる人にお会いするため。 その方はフライトのトラブルで遅れていらっしゃる。 実際にお会いするのは初めて。 この人をゴルゴ13に例えた人がいた。 精神と肉体の張りは、確かに。 こちらは及ぶべくもないが、黒澤映画みたいな出会いをさせていただいた。
9/3記 橋の向こうは近未来
日本にて 今日は横浜・鶴見で上映会。 ご協力いただいた皆さんに感謝。 それにしても鶴見は、エキゾチックかつサウダージなところだ。 日本の庶民の街に多文化・多国籍が入り込むとどうなるかの貴重なモデルケース。 無国籍・無味乾燥の繁華街よりずっと面白い。 現実は、政治や創作より常に先を行っている。
9/4記 東京小休止
日本にて いよいよ中盤戦だが、今日はオフ。 ヘロヘロしながら、送りグッズをいくつか梱包、発送。 実家でもするべきことは盛りだくさん。 今回の上映活動について畏友の星野智幸さんが書いてくださっているのをご紹介しよう。 http://www.hoshinot.jp/diary.html 以上の8月22日付をご参照ください。
9/5記 オカムラ責め
日本にて 今泉光司監督主催の、オカムラ作品一挙5本上映会。 場所は青山。 知らないうちに、国連大学の科学特捜隊本部みたいな建物ができている。 その近くの地下都市が会場。 「生きている聖書の世界 ブラジルの大地と人に学ぶ」「ブラジルの土に生きて」を久しぶりにきちんと観る。 「ブラジルの土に生きて」上映中に買い物に行くつもりが、ついつい席を立てず。 この2作品の製作のきっかけを下さったサンパウロ福音協会の小井沼国光牧師が、8月24日、日本で亡くなられた。 小井沼さんの働きをしのびつつ。
9/6記 最底辺をのぞく
日本にて ちょっと気分転換。 ドキュメンタリー映画の最前線メールマガジン:meoneoに書いた駄文をご紹介。 題して「高級シネクラブから最底辺をのぞく」。 http://blog.mag2.com/m/log/0000116642/107648550.html この映画、まだサンパウロでやってっかな? さあ日本で少しは他人様の作品も見ることができるだろうか?
9/7記 ある料理監督の独白
日本にて ディズニー帝国での姪の結婚披露宴では、歌って踊れる看護師ねーちゃんたちがグループで芸を披露していた。 作品上映と料理を同時に披露する映画監督というのは、あまりいないかもしれない。 6月に訪問上映をして、やたらに盛り上がった難病の方を再び訪問。 今回は上映と共にブラジル料理・フェイジョアーダを披露するということで。 このお宅のためにブラジルから担いで来た食材だけで、約5キロ。 メインのフェイジョアーダの煮込み、ブラジリアンライス、コーベマンテイガもどきの炒め、ヴィナグレットソースの作成、そしてカイピリーニャ作りとなかなか世話しない。 ご病人は何人かお友達を招いた。 監督が汗だくで調理していると、居間の方で監督に声もかけずにこちらが持参したテープをテキトーに見ようとしているのがわかり、さすがにストップをかける。 いちおう、順番もある。 料理に3時間ぐらいはかかるとお伝えしてあったのだが、「ずいぶん時間のかかる料理ねえ」という声が聞こえてくる。 キッチンドリンクが進み、ちょっと悪酔い。
9/8記 東京巡礼
日本にて 今日は上映関係はオフ。 気がかりなところ3件にアポを取り、一気に回る。 いずれもブラジル、ドキュメンタリー、取材関係の人。 せわしなかったが、最低限の事はさせていただかないと。 でたらめ、いんちき、無責任なドラマをありもしない権威の上にふんぞり返って作ってるわけじゃないから。
9/9記 柿田川湧水
日本にて 鈍行列車を乗り継ぎ、沼津へ。 来週「ギアナ高地の伝言」のプチ上映会をしてくださる方が、不安なのでぜひ事前に来てほしい、とのことで。 山口での上映がこけて、明日は名古屋なので、今日、沼津入りを決行。 駅近くの本屋で地元関係の掘り出し物の本を何冊も見つけ、荷物は重くなるがうれしい悲鳴。 バスに乗り、指定された停留所で降りると、強烈な石碑が。 会場は、なかなかよろしい感じ。 焼酎を氷と水でいただく。 水道水をそのまま使っているようだ。 しかし、なかなかよろしい水。 今宵の仮の宿まで案内してくれた方が実に博識で、いろいろ教わった。 この付近に柿田川湧水群という1日100万トンの水量を誇る湧き水があるという。 これは富士山の全地下水の5分の1以上の量。 富士山から溶岩帯を経て湧き上がる水。 うまいわけだ。 会場の行政地名は、清水町。 「ギアナ高地の伝言」は水の話でもあるだけに、奇遇である。 他にも不思議な話が… これだから上映会はやめられない。
9/10記 ナゴヤかに
日本にて 早朝沼津発、バスと鈍行列車を乗り継いで、名古屋へ。 6月に引き続いて、名古屋の友人が上映会を主催してくれた。 先回より人が集まるだろう、との予想だったが別のブラジル行事とかぶったらしく、少数精鋭の参加者となった。 そもそも18日を抑えていただいていたのに、仙台とダブルブッキングしているのに気づき、急きょ10日に変更してもらった経緯あり。 ある程度の人数が来てくれた時は、カンパは次回の製作資金の足しに、とお話しするのが常。 今日は、カンパは会場借り上げ日や岡村の東京からの交通費の足しに、と話す。 それでも新幹線は往復とも見合わせたので、足代はカバー。 主催してくれた友人に会えるだけで満足なのだが、新たな出会いのオマケもいくつかいただいた。
9/11記 「蟻の兵隊」
日本にて あのアリは、どこのアリだろう? 南米でこそアマゾンで、海岸山脈で、そしてサンパウロのアパートの我が家でアリを観察する機会は多い。 日本のアリは久しくきちんと見ていない… 用足しで渋谷に出る。 友人に勧められていた公開中のドキュメンタリー映画「蟻の兵隊」を鑑賞。 感ずることは、さまざま。 自分がこれからもドキュメンタリーを続けていくための、勇気、希望といったものをみる思い。 公開中に「蟻の兵隊」をぜひ見ましょう。
9/12記 さすがに書けない
日本にて 拙作「アマゾンの読経」関係者を訪問。 詳しくは書けない話を知る。 巷に転がる移民モノや国策移住ミュージアムなど吹き飛ぶ重さ。 自分の作業の意味を問い返しつつ。
9/13記 初心者引率
日本にて ここのところ、インタビューが続いている。 いずれも岡村がインタビューされる方である。 今日は社会人をしながらライター要請講座に通うという女性の取材。 最初にメールでインタビュー依頼を受けた時、いくつか不備があったのでそれを指摘したのだが、素直にフィードバックしてきた。 いろいろな偶然の所産だが、初めてインタビュー取材を行なう人の対象になるというのは、考えようによっては光栄であり、責任もあることだ。 過剰にサービスすることもないだろうが、まあソコソコのことはさせていただいた。 こちらがこれまでお世話になってきた人たちのことに思いを馳せるいい機会。 インタビューされた側の想定を超えて、インタビューした側の光るものがあればいいんだが。
9/14記 表裏一体
日本にて 友人のツテで、北関東にあるブラジル系託児所の見学に行く。 ブラジル帰りの若者たちの引率。 なかなかヘビーな現実を垣間見る。 ブラジルに戻ったら、いよいよまとめに入る次回作「あもーる あもれいら」と表裏一体をなす世界。 もっと日本が長かったら、こういうところに滞在してカメラを回していただろう。 深刻なんだが、妙に居心地がいい気もする。 ここに勤める友人のお連れ合いのなせる業か。 彼女に出会った子供たちはラッキーだ。 とりあえず自分の手がけた仕事をしっかりまとめよう。
9/15記 新規開拓
日本にて 静岡3連戦に突入。 沼津の南、清水町のカラオケパブでの「ギアナ高地の伝言」上映。 集客はママさんと幹事の方任せ。 フタを開けてみると、満員御礼。 入りきれない人がいるほど。 感触も上々。 上映会の裾野を広げた観あり。 地元の名所、柿田川湧水群は見ず仕舞い。 次回は、ぜひ。
9/16記 ようこそ静岡へ
日本にて ブラジル、フィリピン、ペルー出身の学生とビデオ作りについて話す。 日本に来てひと月というペルー出身の若者は、こちらが彼のスペイン語を聞き取れなかったぐらいだから、彼も僕のいんちきポルトニョールをあまり理解できなかっただろう。 ブラジル、フィリピン代表は日本原人と遜色がないほど、このややこしい言葉をこなす。 このふたりは表現とは何か、生きるとは何かといったことを、そこいらの自称表現者、マスコミ関係者よりはるかに深く理解していた。 これは驚き。 これだけのタマをそろえた方に、お祝いの言葉を捧げたい。 面白い!
9/17記 静岡尽くし
日本にて 自主上映会は、主催者の方の人柄、人脈、努力の結晶。 今日の静岡清水はつくづくそれを感じるいい上映会だった。 またここに来るための口実をさっそく考えている。 上映会という出会いで蒔かれた「からし種」(微小だが、環境に恵まれると巨大に育つものの例え)の行方が楽しみで仕方がない。
9/18記 ナメクジ探し
日本にて 早朝より仙台へ向かう。 日帰りで上映会。 仙台は、雨。 会場の駐車場付近はブラジルの場末の町のような草薮。 ナメクジはいないかと注意するが、雨中移動中の毛虫ぐらいしか見当たらず。 今日の会場は1000人収容というとんでもない広さ。 イベントの一環の上映のため、参加人数は聞かないでちょうだい。 トーク時間が結構あったが、会場が大きすぎて観客のリアクションがわからない。 相手は少数でも、着実な手応えがあったことを後に知る。 深夜、ヘロヘロと実家に戻る。 いた! 実家でナメクジを見るのは何年ぶりだろう。
9/19記 映写室!
日本にて いよいよ伊豆大島に向かう。 ちいさな偶然に助けられながら。 これを祈念、岡村被インタビュー記事をご紹介。 http://journalist-net.com/home/06/09/16/070250.php 関西地区の皆さん、神戸で会いましょうね!
9/20記 嗚呼富士見観音
日本にて 20年前の今日、伊豆大島富士見観音を建立した藤川真弘師はアマゾンで「行方不明」になった。 アマゾンから伊豆大島に移った佐々木美智子さんのご尽力により、富士見観音堂にて拙作「アマゾンの読経」改訂版を奉納上映。 不思議なことが、またいくつか起こる。 ここまでは、やった。 感無量。 人智を侵食してくる自然の力を感じつつ、思う。
9/21記 分煙礼讃
日本にて 伊豆大島より「内地」へ戻る。 滞日中最後の東京での平日のため、残務は山積み。 渋谷で買い物・用足し。 「分煙」を大きくうたったインターネットカフェがあり、つい入ってしまう。 宇田川町のグラン・サイバーカフェ バグース渋谷店。 まったくタバコの煙にはまいる。 他人のエゴそのものの煙で、こちらの衣服から髪の毛まで臭くなる。 しかも健康まで冒されてしまうのだ。 ビデオ編集室などの精密機器は、喫煙者がいると寿命が1割は縮まると聞いた。 ましてや人間の命の方は… 煙で汚されて同じ料金を取られたのではたまらない。 嫌煙者の皆さん、禁煙・分煙のされていない店に行くのはやめましょう!
9/22記 神戸決壊
日本にて 午前中は機材のトラブル対策。 午後より神戸へ。 手作り上映会では、カントクがゲストづらしてふんぞり返っているわけには行かない。 喜びと共に動く。 フタを開けてびっくり。 立ち見も出る。 主催してくれた邦三郎さんの人脈と尽力が、見事に怪しく開花した。 マンモスフラワー・ジュランだ。 質疑応答は熱かった。 飲み会はますます熱かった。 新しい顔、懐かしい顔。 出会いの炸裂。 関西での上映会が堰を切ったと感じる。 深夜。 閉めに、地元の友人とサシでいい酒が飲めた。 彼と出会ったのは1998年、「郷愁は夢のなかで」の東工大での完成上映会。 あれから… 感無量。
9/23記 修道上映
日本にて 朝イチののぞみで帰京。 ネットカフェ、実家を経てファイナル上映会に臨む。 高円寺のベリス・メルセス修道会にて。 すでに一度訪問して、シスターたちとも顔なじみなので気は楽。 修道会、カトリック関係者、そして岡村関係、昨晩の神戸上映関係、星野智幸さん流れ等々ユニークな顔ぶれがそろう。 担当のシスターから参加者に上映の後、よろしかったら夕の祈り、岡村を囲んでの「軽食」への誘い。 岡村流のアホな誘いも加える。 何が功を奏したか、「教会は初めて」という人たちが複数、「主賓」の岡村が夕食を中座した後も残ってくれた。 オカムラや上映会をダシにしての異種の人たちの出会いと交わり、これがうれしい。 いいダシ、出たかな?
9/24記 ワッケイロ同志
日本にて 昨晩はフラフラながら、実家の最寄りのコンビニが閉まる深夜までアンケート等資料のコピー作業。 今朝は未明から郵便物の作業。 日曜のため、本局に運ぶ。 ネットカフェを経て実家に戻り、ようやく荷造りだ。 今回は母を伴なっての旅。 兄貴の車によくぞ3人とスーツケース4個が収まった。 成田で搭乗まで3時間近い余裕あり。 第2ターミナルはヤフーカフェが無料で使えるのがありがたい。 利用者のほとんどは東洋人だが、会話やモニター画面からすると、チャイニーズとコリアンが多く、同胞は少ない。 日本人はケータイメールで事足りちゃってるわけか。 ビジネスマンはビジネスクラスのラウンジで自分のノートを叩いているだろうし。 ヤフーカフェで、こんな記事を発見。 http://blogs.yahoo.co.jp/tontocamata/41675226.html まずは、写真に息を飲む。 写真を見てこんな思いをしたことがかつてあっただろうか。 そして文章。 同じ業を背負ってしまった人にはここまで共有してもらえた。 感無量。 目が潤んで、フォーカスが合わない。
9/25記 難関突破
→アメリカ→ブラジル さあブラジルだ。 問題は通関である。 自分の所持品に今回はご法度の品はないのだが、ちょっと変わった預かり物がある。 さて今回の訪日中、地方にある国立ハンセン病療養施設で拙作「赤い大地の仲間たち フマニタス25年の歩み」を上映した。 地元出身の方の勧めで、足代、滞在費をまさしく持ち出しでのボランティア上映。 この作品を日本で最初に上映した時、元患者さんから「佐々木神父はノーベル賞級」と神父さんの働きと拙作を激賞されたことがある。 今回は、上映中の多くの方々のリアクションはとてもよかったのだが… 質疑応答に入ると、意外にも入居者から「(自分たちに関係のない)こんなものをわざわざ見せに来るとは、一体どういう意図があるのか?」とお叱りを受け、まるで詐欺師扱いである。 岡村が押し付けた上映でもなく、謝礼どころかお茶いっぱい振舞われたわけでもないので詫びる筋合いもないと考え「遺憾です」とお答えしておいた。 後に、岡村の関知しえないところでの誤解が元での抗議と判明したが、誰も責任をとろうとしない。 今後は、より責任の所在を明らかにしよう。 …今回、急きょ佐々木神父の依頼で日本の薬品メーカーからハンセン病の初期発見試薬を担いでくるミッションを仰せつかった。 骨壷ぐらいの大きさ、しかも繊細なガラス容器入り、要冷蔵、高価というクセモノである。 税関で見つかったら、ややこしいこと請け合い。 フマニタスから対税関用の便宜供与の一筆ぐらい送って欲しいところだが。 いただいたのは、お祈りだけ。 お祈りで何とかなるようなら、世の中… ヒヤヒヤもんであったが、おかげさまでフリーパス。 この薬があれば、らい菌を発疹が出る前に発見して叩くことができるという。 日本では詐欺師扱いもされたが、ブラジルのハンセン病対策には少しは貢献させていただいた。 担ぎ屋として。
9/26記 ボケまかせ
ブラジルにて 時差ボケに身心をまかせながら、少しずつこちらの日常業務を再開。 いやはや。 訪日直前に書いたこんなのがアップされた。 http://www.univer.net/1_nanbei/0609.html さあまたいくつか原稿を書かなきゃ、と思いつつ、そっちの思考回路に電流が回らない。 いやはやいやはや。
9/27記 設定変更
ブラジルにて 今度の日曜に拙作上映会の行なわれる会場に、下見と打ち合わせ。 DVDとVHSのデッキ、ならびに天井から吊るしたプロジェクターの設定を不肖私が見ることになる。 初期設定に問題があるようで、ランダムにリモコンをいじっているぐらいでは対処不能と判断。 それぞれのマニュアルを探すのが一苦労。 DVDデッキはブラジル製、プロジェクターは日本から担いできたものらしい。 脚立に登ってプロジェクターをいじり続ける。 そもそも設置位置の問題があると判断、超アナログの方法をかます。 これで何とかいけそうだ。 欲を言えば、後方の外光を切りたいが、主催者が「それはいいでしょう」とのことで、ここまでとする。 プロジェクター類は新旧千差万別。 今回の訪日上映巡礼で体得した臨機応変のノウハウが、さっそく役立つ。 事前にやっといてよかった。 上映会の詳細は、 http://www.100nen.com.br/ja/okajun/000119/20060808002083.cfm をご覧ください。
9/28記 「最底辺をのぞく」
ブラジルにて ブラジルで書いて、訪日中にアップされた拙稿をもうひとつ紹介。 ドキュメンタリー映画の最前線メールマガジン「neoneo」に執筆、題して「高級シネクラブから最底辺をのぞく」。 http://www.melma.com/backnumber_98339_3333374/ ここで紹介したブラジルのドキュメンタリー映画「Estamira」は8月初旬に封切られ、サンパウロでいまだロードショー中。 他人事ながら、よろしいこと。
9/29記 お見舞い
ブラジルにて 訪日中、友人が橋本梧郎先生が倒れられた、と連絡をくれた。 ブラジルで先生から今後のことで特命を受けていただけに、気がかりの日々だった。 先生は今月初め、出先で心臓の不調を訴え、救急車で病院に運ばれた。 集中治療室で数日間過ごしたという。 ご自宅にお見舞いにうかがう。 まだ検査結果もわからず、安静にされていた。 まずは再会を喜ぶ。
9/30記 寝る中年
ブラジルにて ブラジルに戻って初めての家族の休日。 とにかく眠い。 午前中、少し眠る。 家族の昼食を作って食べて、また眠る。 いくらでも眠れる。 少し原稿書きを始める予定を、延期。 我ながらよく日本で体調も壊さなかった。 寝かしてもらおう。 明日はまた上映会。
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