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岡村淳のオフレコ日記
     西暦2008年の日記  (最終更新日 : 2009/01/10)
5月の日記・総集編 牛山掌中

5月の日記・総集編 牛山掌中 (2008/06/01) 5/1(木)記 恵比寿のケムール人

日本にて
昨日、恵比寿に搬入もらしの品が。
郵便も考えたが、料金・時間等を考慮、また歩いていく。
ついでに近くのネットカフェで少しややこしい作業をしようかな、と。
2年前にはあったネットカフェがないではないか。
これだけの規模の盛り場なら、他にあるに違いない。
駅の反対側に発見。

禁煙はないという。
いやはや煙いのなんのって。
出がけに入浴、着替えをしてきたが、全身ケムリまみれだ。
煙草そのものの料金、施設使用料金に喫煙者からはこうした被害をカバーするエキストラ料金を課していただきたいもの。

まー、こういうとこにはもう行かないに限る。
あー、煙かった、うへー、鼻の穴まで煙くさい。


5/2(金)記 牛山掌中

日本にて
今日の茅場町、ギャラリーマキさんの上映会。
これを形容する言葉が出ない。
燎原の火、魂の爆裂…

岡村とそのスタイルを再発見してもらう。

未明の帰宅後も、興奮。
その上、牛山さんにまつわる不思議なことが二つも…
あな、かしこ。

岡村上映史で、記憶したい一日。


5/3(土)記 福島のグラデーション

日本にて
6日間連続巡礼上映。
2日目の今日は、福島へ。
改札口にサンダーバード4号・ゴードン隊員が迎えに来てくださる。
山並みの緑のグラデーションが見事。

すでに気心の知れたメンバーが集まってくれる。

夜は仙台からプロジェクターを担いで来てくれた友と、温泉散策。
駅に近い高湯温泉へ。
真新しい共同浴場。
硫黄に包まれて250円とは!

そうそう、行きの新幹線はデッキまでぎっしり、爪先立ちの1時間30分あまりだった。
さすがに帰りは指定が取れる。
硫黄の残り香を楽しみながら、いったん帰郷。


5/4(日)記 小岩、そして北へ

日本にて
まずは小岩、メイシネマ祭で「あもれいら」上映。
思わぬ遠方の友や、シンパも来てくれて感激。
よくわからない人が来て、主催者にヒンシュクを買う一幕も。
こちらの信用を脅かす問題についての情報は、仲間うちで共有したいもの。
いろいろあるのが上映会。

JRレイルパスを駆使して明日朝までに鉄路、札幌に到着せねば。
泣く泣く会場を途中で抜ける。
さあ、北の友たちのもとへ!


5/5(月)記 札幌で岡村ゼミ羽化

日本にて
早朝6時過ぎ、夜行急行で札幌駅着。
近くのネットカフェで3時間パック、できる作業を進めておく。
今日の上映を進めてくれた「岡村ゼミ」のメンバーと合流。
彼らと会えるだけで、充分うれしい。

上映会は予想以上の人の入り。
本番前の余興も楽しかった。

終了後、有志7人で車で2時間ほどの温泉宿へ。
ついに悲願の温泉上映かなう!
宿の部屋で岡村カントクの秘蔵作品を披露。
「出し」がPS2というのが泣かせる。


5/6(火)記 北海道先史旅行

日本にて
ゼミ生が、まことに岡村好みのスポットを用意してくれていた。
動けなくなる場所。
感無量。

札幌で解散後、かつての牛山塾の後輩と会って旧交を温める。
夜の急行まで、まだ時間がある。
駅続きのシネコンへ。
「紀元前1万年」を観ることに。
1800円はキョーレツなり。
朝から先史尽くし。


5/7(水)記 海農研

日本にて
札幌から、何本、電車を乗り継いだだろう。
巨大古墳に囲まれた大阪府立大学へ。

ここに、海外農業研究会というのが現存する。
いまどきの大学に、こんなサークルが残っているとは!

拙作上映とトーク・質疑応答をかました。
岡村のいんちき話を真剣に聞いちゃって、なかなか気持ちのよい学生たちだった。
だまされるなよ。

音大の「のだめ」。
農大の「もやしもん」。
海農研もいけるんでないの、ネタ詰まりとパクリ一筋のギョーカイの皆さん。


5/8(木)記 駒場打ち合わせ

日本にて
アサイチのひかりで東京へ。
ダイレクトに駒場東大へ。
いよいよ明日から始まる宮沢和史さんとの上映対談の打ち合わせ。
舞台関係のプロの業界用語が耳新しい。

疲れきって実家に戻る。
最大の山場は明日にあり。


5/9(金)記 新宿・気分は森下さん

日本にて
ついに宮沢和史さんとの対談を迎える。
会場の新宿文化センターへ。
おお、かつてのわが古巣・映像記録ビルのすぐ近くではないか。
日清食品の巨大ビルがそびえ、土地勘が効かない。
20年弱のうちに…
「60年目の東京物語」の森下さん気分。

いやはや、まるで勝手の違ったイベント。
ま、及第点な気がするが、いかがでしたでしょう?


5/10(土)記 埼玉・ナメクジなきキャンパス

日本にて
雨。
薄ら寒い。
立教大学新座キャンパスへ。
駅から歩けない距離じゃなさそうだ。
歩く。
ブラジリアチックな真新しいキャンパス。

「KOJO ある考古学者の死と生」の上映。
主催してくれた先生が、古城泰さんと縁があった。
もったいないほどの学内シアターでの上映。
遠くからこの上映を追いかけてくれてきた人もいて、かたじけなし。

今日の上映の意味、そのうちわかってくるんだろうな、といった感あり。

列島縦断の後で昨夜のヤマ場、さすがにヘロヘロ。
明日は朝から静岡か…


5/11(日)記 富士・最臭遺産

日本にて
JR富士駅へ向かう。
会場に向かうと、あのニオイ。
製紙工場特有の悪臭だ。
ここの人たちは、21世紀の今もこんな悪臭にさらされ続けているとは。

富士山は暫定世界遺産とのこと。
世界で最も悪臭を放つ世界遺産ではなかろうか。
この臭いを恥じてか、コノハナサクヤヒメおわす霊峰富士は、山麓まで来ても姿を現さず。

上映会は主催者の想定をはるかに超える多様な人の出で、うれしい悲鳴。
日本人もブラジル人も、老若男女一緒に「あもーる あもれいら」を楽しんでいただいた。
スタッフたちの尽力と信用の賜物。
いい上映会だった。


5/12(月)記 渋谷彷徨

日本にて
離日にあたっての買い物。
渋谷ですべて済ませようとする。

オモチャはこれまで銀座の博品館あたりで買っていた。
その余裕がないので、渋谷のデパートにしよう。
けっきょくデパート3軒、ハシゴ。
息子の頼んだものはなんとかなったが、息子の友達が頼んだのが難しい。
東急東横店、東急本店と回り、渋谷西武まで行ってここにはオモチャ売り場がないのを知る。
このクソ忙しいのに、まったく…

今度は、娘に頼まれたものの詳細がわからなくなり、辺りのネットカフェを探して潜り込む。
煙い店で、ヘキエキ。

いやはや、効率悪し。
時間さえあればそれを楽しめるんだが。


5/13(火)記 「島唄」はもううたわない

日本にて
拙作「郷愁は夢のなかで」の西佐市さん。
アマゾンの分水嶺の田舎町。
社会との付き合いを絶って、ひとりで掘っ立て小屋で暮らしていた。
西さんに「日本のことを思い出したりしますか?」
と軽いノリで聞いてみた。
「思い出さないようにしている。寂しくなるから」。

今日は宮沢和史さんとの、拙作鑑賞と対談の2回目。
場所は司会の石橋純さんが教鞭を取る東大駒場。

宮沢さんの歌の後に「ひとこと」求められたら。
「島唄」はもううたえません。
今日のことを思い出して胸が詰まるから。
、ぐらいを言おうかな、と思っていた。

それもやめておこう、黙っておこう、と思うほど感無量でした。


5/14(水)記 東京へろへろ

日本にて
昨晩のイベントスタッフとの酒と肉は実にうまかった。

今日は、へろへろ。
いくらでも寝ていられそう。

銀行、手紙書き・資料送り・梱包等々、残務がいくらでもあるので、そう寝てもいられない。
だが、起きてるだけでだるい。

肝心な荷造りが、まるで・・・
今回の訪日も、半日の休息もなかった。
上がりと出会いは「オッチモ」の一言。
まあ、よく持った。
不義理・不徳はどうぞご勘弁を。


5/15(木)記・日本編 ナリタの過ごし方

日本→
都合により、成田第1ターミナルで7時間ほど持て余す。
VARIG便消失以降、縁遠くなったターミナル。
この空港にはシネコンもスーパー銭湯もない。

歩くと、発見もある。
トイレに和式からウオッシュレット付まであるのが目新しい。
さすがに和式ウオッシュレットはないが。
UNIQLOがあるではないか。
靴下、下着などは成田でチープに購入という手もあるぞ。
TSUTAYAもあり。
そこいらの駅前の書店よりずっと充実している。

ドロボーの気配など、落ち着かないので出国。
随所にコインPCがある。
10分100円。
少し込み入ったメールをしたためると、コインが何枚も落ちてしまう。

各ゲートの椅子は個々に仕切りを設けていない。
長旅に備えて、横たわる。
体を伸ばすと快楽。

アメリカでの2箇所の上映と滞在、まるで考えが及んでいない。
なにせまだ会ったことのない人が主宰してくれている。
人を信頼するという美徳に賭けなければ、こんな稼業はやってられないですわ。


5/15(木)記・アメリカ編 サンノゼの移民100年秘史

→アメリカ
飛行機にひと晩乗って、まだ日付が変わらず。
それどころか時間が戻る。
サンフランシスコはオオカバマダラの取材以来。

初対面のカップルが出迎えてくれる。
このふたりがサンノゼでの2日間・2箇所での上映会を企画してくれた。

河原乞食の末裔が、世間様に申し訳ないようなホテルへ。
仕切り直しとPC作業。

夕刻より、サンノゼ市民図書館にて。
「ブラジルの土に生きて」上映。
英語版じゃない長編なのが気がかりだった。

ところが、在米日本人・日系人が会場を埋め尽くしてくれた。
これまで日本、ブラジル、台湾でこの作品を上映してきた。
今晩がおそらくもっともノリがよかった。

しかも、まさしく思わぬ関係者が駆けつけてくれた。
その人が、僕のブラジル移民100周年秘史に新たに一章、付け加えてくれた。

「ラティーナ」6月号の連載をお楽しみに!


5/16(金)記 SFの快楽

アメリカにて
サンノゼの山並みに昇る御来光を拝む。

昼イチで、サンノゼ友愛会という日系老人施設での上映会。
作品は、昨晩に引き続き「ブラジルの土に生きて」。

午前中、古新聞紙の整理作業を行なう日系人のお年寄りグループを見て驚いた。
ブラジルの日系老人とはビジュアルにまるで違う。
息を呑むほど。
上映を主催してくれたノブコさんによると、この人たちはほとんどが日本語を解さないという。

つまり英語字幕のない拙作上映には来ないだろう、とのこと。
ま、昨日の成功があるのでこっちは余裕。

人の出はパラパラ。
ところが開始間際に、来るわ、来るわ。
急きょ、椅子を次々に追加。

映像も音声も、昨日より条件が悪い。
それでも参加者のノリがいいこと、昨日に勝るとも劣らず。

質疑応答も尽きないが、パーキング時間の都合を考慮して、ソコソコに終了。
今日も、大成功の部類。

終了後、ノブコさん夫妻が少しは観光も、とサンフランシスコを案内してくれる。
フィッシャーマンズワーフで日の入りを眺めつつ、ディナー。
「ブラジルの土に生きて」のオフレコ話、深いコメントを肴に。
カリフォルニアの赤と酸っぱいパン、そしてカニ。
大満足。


5/17(土)記 さらば、合衆国

アメリカ→
時差ボケと、上映会の余韻、そして絶景。
サンノゼのホテルでは快適にPC作業を進められた。
ややこしい連絡関係を、ひと通りブラジル到着前に手がけることができた。

サンフランシスコ国際空港に送ってもらって仰天。
UAのカウンターは、ニュースで見る混乱時のサンパウロの空港並み。
カウンター職員たちのやる気のなさ、労働の質の低さ、無責任ぶり。
ブラジルの田舎町のバスターミナル以下だ。

挙句の果て、成田ではOKだった荷物にエクセス料金を取られる。
日本でしつこく頼まれて持参してしまった頼まれものを、後悔。

途中、ワシントンD.C.で1時間未満の接続時間。
人間といい、荷物といい、無事につなげるのだろうか。


5/18(日)記 そこがブラジル

→ブラジル
UAの機体はあちこちガタが来ている感じ。
わがシートは読書灯が勝手に不規則に点滅するのにまいった。
着陸時には、上の荷物収納棚があちこちで勝手に開口。
なかの荷物が落下してこないかと、頭部を覆う。
客室乗務員は、オッカナイの一言。
ミネラルウオーターを衣服にぶっ掛けられて、「Sorry」の一言で紙ナプキンを何枚か投げつけられる。

サンパウロに到着。
空港で袖触れ合う女性がいずれもチャーミング。
2泊3日のアメリカ滞在で、チャーミングに思えたアメリカ女性がいたっけ?
入国審査官もいずれもババーでない女性。
男どもも気さくである。

アメリカに草鞋を脱いで、ブラジルの魅力を再発見。


5/19(月)記 クルマ優先

ブラジルにて
今日は子供の送迎等、オフにしてもらう。
午後、夕食の材料の買い物に。

この国はクルマ優先、と再認識。
歩行者側の信号が青でも、バイクなどが平気で突っ込んでくる。
車は右側通行だが、交差点では歩行者より右折車の進入の方が優先される。
歩行者が付近にいても、徐行の気配もないドライバーども、等々…

アメリカのサンノゼの町は、見事に歩行者優先だった。
ヤバそうなあんちゃんたちの深夜の運転ですら。

このあたり、「民度」の違いだろうか?
ブラジル、ひどすぎ。


5/20(火)記 再開は処女のごとく

ブラジルにて
今朝から、車による子供たちの送りを再開。
処女とはいかないまでも、淑女な運転で。
そもそも常日頃から「見えないところに危険が潜んでいる」をモットーに。
かつて、日本の免許更新講座で聞いた言葉。

車の不調もなく、道も比較的スムーズ。
片側4車線の、左から2車線目を行く。
ちなみにブラジルの車は右側通行。
後ろから、バイクがクラクションを鳴らしながら来る。
前方赤信号のため、速度を落とす。
するとバイクのドライバーが左側を追い越しながら、
「女郎の子!!」(直訳)
とこっちに罵声を浴びせていく。
後ろに女を乗せたドライバー。
奴に車線を譲らず、穏やかな速度で走っていたのが気に入らなかったのか。

それにしても。
児童を乗せた車の運転者が、模範的運転をしているというのに。
女連れで赤の他人に「女郎の子!!」と浴びせていく精神。

これはこの国では、それほど特異な光景ではない。
明るい未来とは程遠い。

「フマニタス」の佐々木神父よろしく、子供を変えていくしかない、てとこでしょうか。


5/21(水)記 先行インディ

ブラジルにて
明日は、祭日。
それに先立って、今晩よりインディ・ジョーンズの最新作が先行上映されることになった。
娘に行ってみようか、と声をかけるとその気になる。
家族4人で繰り出すことに。

さあ切符が帰るかどうか。
近くのシネコンに2時間ほど前に行ってみると、まずはOK。

間際になると、もうお祭り騒ぎ。
Dr.インディスタイルのおにーちゃんが、ビデオカメラとライトを前にパフォーマンス。
日本に比べると、こっちはインディもどきのつとまりそうなのがいくらでもいるから、カネをかけない宣伝にはもってこいだろう。
列に並ぶ男女、複数にインディハット。

画面にインディが登場した時の場内の歓声。
映画は祝祭だ。

前作から19年とのこと。
「失われたアーク」を封切で観たのは大学4年の暮れ。
考古学に見切りをつけ、日本映像記録センターに就職が決まった時だ。
それだけに、個人的に、感無量。

これから訳あって、心してアマゾンに向かうつもり。
それだけに、最新のハリウッドメジャーがどのようにアマゾンを描くかだけでも、十分に見ごたえあり。

それにしても、インディ先生はまるで発掘調査をやらないねえ。
論文は書いているのかしら。


5/22(木)記 日常にこそ

ブラジルにて
折りよく、今日から4連休。
早朝の送りもなし。
家族と共に、骨休みをさせてもらう。

夜は近所の大衆シュラスカリア(ブラジル焼肉屋)に家族で。
大衆料金、大衆のクオリティ。

帰りに思う。
こんな、日常のささやかな充足感を大切にしたい。


5/23(金)記 カシャッサの甲乙

ブラジルにて
お好み焼きの準備をしていて、晩酌がしたくなる。
料理用の安物のワイン赤白ぐらいしか見当たらない。

おっと。
アモレイラで見つけて買ってきたオルガニックカシャッサ(ピンガ)・未開封があるではないか。
並みのピンガの10倍近い値段、箱入りである。
今や日本にビン類の持込が難しくなってしまった。
まだ味もきいてないので、試飲ということで。

ちょうど「もやしもん」⑤を読み、焼酎蒸留の仕組みを「学んで」いたところ。
むむ。
カシャッサ独自の、乙類の風味に乏しく、ただキツい感じ。
値段もきつかったけど。
同じパラナの、秘蔵のピンガとは格段の差が。
秘蔵ピンガ、これはぜひあの機会に。


5/24(土)記 忍び寄る原稿

ブラジルにて
デレデレとしているうちに、原稿の締め切りが迫ってくる。
ひとつはレギュラー、もうひとつはイレギュラー。
おっと、もうひとつあったな、不定期刊行雑誌用が。

イレギュラーの方は週明けぐらいまでに、と日本の編集者に豪語してしまった。
リハビリがてら、少し叩いてみる。
まだナイショにしておくが、これは出来上がりがとっても楽しみ。


5/25(日)記 「移民百年の錬金術師」

ブラジルにて
平日は家事の他は編集作業をメインにするので、原稿はあまりいじらない。
イレギュラーの方の原稿を、送信。
レギュラーの方を、叩き始めてみる。

日本で発行されているはずのものを、ご案内。
「月刊ラティーナ」6月号の連載。
http://www.latina.co.jp/
題して、「移民百年の錬金術師」。
これを書くために、この連載をいただいたような気もする。
「月刊ラティーナ」、なかなか中堅どころの書店でも見つからないようで。
直接、webで取り寄せていただいた方が、手っ取り早いかもしれません。


5/26(月)記 閑職の間食の感触

ブラジルにて
さあ4連休も終わった。
5日ぶりに「あもれいら」②編集再開。
今日は断食も再開。
久しぶりの断食はけっこう、応える。
編集中はつい、口ざみしくなリ、何かをつまみたくなる。
いやはや、ようけ応える。

「あもれいら」第2部、いったいどこに行ってしまうのか。
撮影も終わり、プレビューもしているのだが、わからない。


5/27(火)記 「二度とブラジル行かない」

ブラジルにて
在日日本人がご自分の都合で描き、期待するステレオタイプで皮相なブラジル日系人像。
そんなものに与する気は毛頭ない。

それにしても、いよいよブラジル移民百周年本番を迎えんとしている当地は、あまりにお粗末。
一例に、本日付のニッケイ新聞の見出しから。
「『二度とブラジル行かない』五木ひろし来伯講演を断念 伯国側不手際に翻弄され」

この混乱時にブラジルに来られるおつもりの人は、ニッケイ新聞とサンパウロ新聞のウエブ版ぐらい、ご覧になっておいた方がよろしい。


5/28(水)記 退屈はしないけれど

ブラジルにて
家事、編集作業。
訪日・訪米の残務、等々。
するべきことは、いくらでもある。

近々、予定していた旅。
関係者の都合で、ペンディングになった。
いやはや。
他人の絡む仕事は、こういうことがある。
この件の資料収集とお勉強に、気合いが入らなくなった。
予断は許さないけど。


5/29(木)記 「あもれいら」②のかたち

ブラジルにて
よけいな用事がない限り、家事の合間に「あもーる あもれいら」第2部の編集作業をメインに行なっている。
続きを早く見たい!!とおっしゃってくださる方々の期待を裏切らないですむかどうか。
すでに取材は終了して、撮影素材もチェックしているのだが、つないでみなければわからない。

第2部の主役格の少年の、いいエピソードをつなぐ。
「いけた」、という手応えあり。

本人たちはすっかり忘れてしまっているであろう、日常のなかのエピソード。
ある人にとっては笑いを誘い、ある人は涙し、ある人はよろこび、ある人は怒り、そしてある人にとってはかったるい、見るに耐えないどうでもいいシーンだろう。
それがオカムラドキュメンタリー。


5/30(金)記 4時間か。

ブラジルにて
早朝と夕方の子供の送迎。
それに、サンパウロ郊外に住まう老師の訪問をかませる。
運転時間は、ざっと4時間。

映画「七人の侍」を観ても十分余りある時間。
事故に遭わずに、感謝。

来週も運転業務が増えそうだ。
しかも、知らないところ…


5/31(土)記 ブラスキはお好き?

ブラジルにて
今日は、サンパウロの日系カトリックグループのすき焼き大会。
これが、二人分で45レアイス(約3000円)。
年々、設定価格は上がるばかり。
寄付になるとはいえ、家族四人分は我が家にはきつい。
このままではカトリックへの貢献により、一家は経済的に破綻してしまう。

二人分を買って持ち帰り、我が家で野菜と肉を追加していただくという案に落ち着いた。
ブラジルで覚えたのが、すき焼きにクレソンを入れること。
これが、いくらでもいけちゃう。
アマゾン下流域のキク科植物・ジャンブーあたりも試してみたいもの。


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