移民百年祭 Site map 移民史 翻訳
岡村淳のオフレコ日記
     西暦2009年の日記  (最終更新日 : 2010/01/01)
2月の日記・総集編 旧約以前

2月の日記・総集編 旧約以前 (2009/03/03) 2/1(日)記 夏のフェイラ

ブラジルにて
日曜のフェイラ(路上市)へ。
おサカナが目当て。

あんまし、刺身によさそうなのがない。

マグロの腹の方の部分、アジ、そして焼き魚用のアンショーバと呼ぶ海水魚を購入。
マグロの腹は売り子はトロというのだが、筋が多く、少し臭みもある。
いわゆるトロとどう違うのか、ネット検索ではわかりかね。

お魚屋さんのドキュメンタリーを、という話があったが、トンデモナイ落とし穴があってカンベンしてもらうことにしちゃったな。


2/2(月)記 地雷と汚物の原で

ブラジルにて
さっそく断食。
新作短編の編集を開始、もだえながら。

こっちのコロニア(日系社会)、聞こえてくるのはげろんげろんの話ばかり。
おめでたくしていると、人道にもとる地雷原と汚物あふれる落とし穴に誘われてしまう。
くわばらくわばら。

家族のこと、本来の自分の仕事に集中しましょ。


2/3(火)記 ひと言から

ブラジルにて
家事、編集、次回訪日とブラジル国内の段取り、等々。

出先で、少し話し込む。
子供の迎えの時間が押してくる。
相手の前で時計を確認するような不躾な真似ができなくて。
時間はないが、気になって相手のご出身を聞いてみる。
それから派生して、とても近しい共通の知人がいることがわかる。
不気味なほどの偶然。

久しぶりに車で遠出をして、その人を訪ねる決意を固めていたところだった。


2/4(水)記 レジスタンスの系譜

ブラジルにて
未明に開いたメールで、さらに詳しい履歴を知ることができた。
心を揺さぶられる。

第2次大戦中、ベルギーで反ナチスのレジスタンスとして活動していた兄に、情報提供をして協力していた。
大戦後、日本で日本人に奉仕。
のちにブラジルに渡り、日本人移民、さらにブラジルの社会的弱者に尽くす。
晩年は日本でブラジルからの出稼ぎ者のお世話。

アモレイラの保育園の創始者である故ヴィトール・マルゴット神父。
生前に僕が撮影していたインタビューをこの3月の7回忌を祈念してまとめることにした。

「さまよう人とともに マルゴット神父にきく」。
2月28日・3月1日に東京で上映予定。

「あの時、マルゴット神父は
 誰に向かって話をしたのだろうか?」


2/5(木)記 つかのまの

ブラジルにて
つかのまのブラジル、つかのまのサンパウロ。
仕事のチェック、友人に会い、銀行関係、土産物を買って、炊事、荷造り…

さあ、明日から車でパラナ巡礼。


2/6(金)記 パラナ育ち

ブラジルにて
出発前。
オンラインが遅く、簡単なメール送りに1時間、取られてしまう。
それでも、5時台に出発。

ひさびさの長距離長時間ひとり旅の運転。
橋本先生をお連れした時は食事時間にうるさい先生のために昼食をとったポイントを、9時台に通過。

ああ、パラナ。
アマゾンで目を開かせてもらい、パラナで育ててもらったことをふたたび実感。
やっぱり現場でこそ、身もだえないと。
さっそく、もだえる。


2/7(土)記 とちなしの花

ブラジルにて
アモレイラのシスターたちに、現在編集中のインタビュー映像と、「あもーる あもれいら」第2部第1版をご覧いただく。

当事者の皆さんから改めて喝采をいただき、感無量。

午後、このあたりには珍しいギター曲がスピーカーから聞こえてくる。
近くのスーパーマーケットでライブをやっている、とのこと。
ロケハンの合い間に、寄ってみる。

土曜午後のスーパーはごった返す。
奥地の農民が、街に出て来て大量に買出しをするため。
ギター演奏を立ち止まって聞いている人はいないが、なかなかよろしい。

車で来ているので、こっちもいろいろ買い込む。
有機ピンガ、農地改革牛乳…
この牛乳は、土地なし農民といわれていた人たちが合法的に勝ち取った入植地で生産した牛乳。
山刀と赤旗のデザイン。

土地なし農民運動は、僕をパラナにのめり込ませた大きなファクター。
サンパウロでちびちび、この牛乳を味わおう。


2/8(日)記 はしるブラジル

ブラジルにて
シスターたちの祈りの声か、風か鳥か。
フマニタスの朝。
アモレイラにふたたび立ち寄り、一路サンパウロへ。

三日間で走行1300キロ、睡魔との闘い。
二泊三日のネット断食もよろしかった。

サンパウロに戻ると、さっそくややこしくも緊急なメールがゴソゴソ…
いやはや。


2/9(月)記 ないしょで改定

ブラジルにて
最新作編集再開の前に。
「あもれいら」第2部の修正を手がける。

2箇所ほど。
よくわかっていないノンリニア編集なだけに、ささいないじりで全体がガチャガチャになってしまうリスクが。

1箇所は、星野智幸さんクラスの人にしかわからない点。
もう1箇所は、堂園シスターと僕ぐらいしかわからないかも。

という程度の改定なので、新たに改定という奥付け字幕はやめておく。

引き続き、「さまよう人とともに」の作業。
現地に行ってきたことが、後押ししてくれる。


2/10(火)記 ナレなれ

ブラジルにて
緊急の予定変更・出国はとりあえずなくなった。

最新短編の編集に精を出す。
夕方からナレーション録音。
ナレーション部分は1分20秒程度。
こちらのスタジオでのナレ録りもすでに経験済みなので、先回よりはずっとラク。

仕上げ素材を受け取るのは、明日。

終了後、買い物と夕食の支度に十分、間に合った。


2/11(水)記 白革の時計

ブラジルにて
日本の時計屋さんでは、白はどうしようもない、と言われてしまった。
DUTY FREEの洋酒の付録でゲットした白革の腕時計。

昨夕、音楽スタジオに行く途中のカメルー(路上店)で白革の時計バンドを見かけた。
今日、陽光のもとでふたたび見てみると、こっちの汚れよりヒドイ汚れのものを売り物にしている。
別の出店でチープに購入できた。
ついでに、電池も換えてもらう。

これだけ似たような店が出ていて、商売になるのだろうか。

昨夕は、サングラスを売るおじさんがイスの上に片足を乗せて、ひたすら足の指の間を手の指でお手入れしていた。
あの手でいじるサングラスというのは、ちょっと。
抗菌どこじゃない世界。


2/12(木)記 アモレイラからの船便

ブラジルにて
郵便事情の悪さ、わが身にも及んできた。

昨年末、サンパウロで投函したクリスマスカードが今ごろ、日本に到着したという。
船便なみの日数だが、priorityの航空便で出している。
旧正月あわせか?

アモレイラのシスターからの普通郵便が届く。
先週末に訪問した件についてかな、と封を切る。
なんだか内容の気が抜けた感じ。

消印をみると、1月2日とある!
500キロあまりの距離の郵便に、40有余日。
近世の飛脚便の10倍近くの時間をかけた、贅沢な郵便。


2/13(金)記 きいろい黄昏

ブラジルにて
夏時間は、明日で終わるという。
オフィシアルな時というものは、権威によって定められる。

サマータイムの19時台。
夕空が、異様に黄色い。
カラーフィルターを間違えたような。

「たそがれ」の字面を思い浮かべて、納得。
大陸のたそがれは、黄色いものなのかも。


2/14(土)記 3月4カ国

ブラジルにて
いくらカワラコジキの系譜だとはいえ、あまりナメていただいては困る。
今日は日本語の電話がいくつも入る。

何様かは存じないし、存じたくもないが、勘違い系のしつこい電話に、きつくお断り申し上げる。

今度は旧知のグループから、3月のスケジュールの問い合わせが。
ご希望の日にちは日本から戻る翌々日、チリに向かう週。
喜んで、お受けする。

3月は日本、台湾、ブラジル、チリでのライブ上映となる。
ひと月で4カ国というのは、初めて。


2/15(日)記 堀の中のアミーゴたち

ブラジルにて
日本で、刑務所に服役するブラジル人たちの訪問を続ける日系ブラジル人のカトリック神父の記事を読む。
服役囚と家族との面会は15分に限られ、日本語でしか話すことが許されないという。
刑務所内でのポルトガル語の使用は禁止。
違反者には1週間の罰則が科せられるという。

そもそも、各国の刑務所事情を寡聞にして知らない。
ブラジルの刑務所を扱ったドキュメンタリーでは、外国人服役者がそれぞれの国の言葉でインタビューに応じていたのは記憶している。

在日日系ブラジル人たちのために、刑務所で困らない日本語講座が必要かも。
寝食に困らず、日本語がイヤでも上達する刑務所暮らしを望むアミーゴもいるかもしれない。


2/16(月)記 解説・岡村語録

ブラジルにて
15日付の岡村の表現を字義通りに受け止められる読者がおられるようなので、誤解と混乱のないように筆者の真意を記しておきたい。

堀の中のアミーゴたち

日本で、刑務所に服役するブラジル人たちの訪問を続ける日系ブラジル人のカトリック神父の記事を読む。
服役囚と家族との面会は15分に限られ、日本語でしか話すことが許されないという。
刑務所内でのポルトガル語の使用は禁止。
違反者には1週間の罰則が科せられるという。

そもそも、各国の刑務所事情を寡聞にして知らない。
ブラジルの刑務所を扱ったドキュメンタリーでは、外国人服役者がそれぞれの国の言葉でインタビューに応じていたのは記憶している。

在日日系ブラジル人たちのために、刑務所で困らない日本語講座が必要かも。
寝食に困らず、日本語がイヤでも上達する刑務所暮らしを望むアミーゴもいるかもしれない。


これが昨日付けの日記。
「在日日系ブラジル人たちのために、刑務所で困らない日本語講座が必要かも」、これを額面どおりに受け止められて、検討したいというメールをいただいた。

刑務所に入るおそれのある犯罪予備軍に刑務所入りに備えた教育を施すよりも、犯罪を起こさせないように更生させる、あるいは本国にお引取り願う方が、より現実的で常識的だろう。
何よりも日本語以外の使用を禁ずるという日本の刑務所の鎖国状態を改めるべきだろう。
そんな常識的なことを、日本語新聞記者でもない僕あたりが常識的にわざわざ書いてもシャレにもならないというもの。
問題を複眼で捉えるため、オカムラチックに斜に構えてのジョークを提供したつもりだったのだが。
解説の必要なジョークほど虚しいものはない。

数日前に「アモレイラからの船便」というのを書いた。
陸行500キロあまりのアモレイラからの普通郵便が到着までにひと月以上かかったことをジョークで「船便」と例えたのだが、読者の方のなかにはこれもホンキにされた方がいるのだろうか。

ま、よりアタリサワリのない身辺雑記でも、軽ーく書くようにしますか。
本業で取り込んでいますし。


2/17(火)記 おふたりさん、ごめんなさい

ブラジルにて
恥ずかしながら、ようやく12月の湘南台「あもれいら」②お披露目上映に来てくださった方々のうち、アンケートにメルアドを記してくださった人にお礼のメールを出した。
さっそく返信を下さる人もいて、ますます恐縮。

さてこの上映を主催してくれた伊藤さんは、mixi主義者。
アンケートにmixi名を記入する欄まで設けられた。

この度、御礼メールを送った方々のうち、二人の方への送信分がメルアドのエラーで戻ってきてしまった。
二人ともmixi名があるので、「お友だち探し」をしてみたのだが…

ひとりの「miriam」さんは、該当者ゼロ。
のぞいてくれているという「岡村講」のメンバーにも見当たらない。
もうひとりの「きなこ」さんは…
きなこというミクシィ名は、なんと2662人。
きなくさいというか(解説:こういうのを、岡村ギャグという:特に他意はない)、日本人のキナコ嗜好の根強さに驚くというか。
「女性」(おそらく)ぐらいしかそれ以上の絞込みのキーワードがなく、とりあえず断念。

そんな訳でおふたりに、ごめんなさい。
お二人ともアンケートにうれしいコメントを記してくださったので、この場を借りてお礼とお詫びでした。


2/18(水)記 墓の町から来た少年

ブラジルにて
来週28日には日本で公開!予定の最新作の短編「さまよう人とともに マルゴット神父にきく」。
故マルゴット神父に関する資料を日本から、ブラジルから手配していただいている。

マルゴット神父は、さまざまな事情で家庭にいることのできない子供たちとともにアモレイラの町で暮らしていた。
その最初のきっかけは「墓の町から来た」という少年だという。

墓の町。
やばすぎる響き。
「お墓ばっかり出てくる作品を見せられた」といったお言葉をちょうだいする岡村でも、想像のつきにくい町だ。
松井太郎さんの「うつろ舟」にそれをほうふつする場所が書かれていた。

マルゴット神父について生前、関わった人々に話を聞いた。
いきなり土まんじゅうのお墓に連れて行かれた、というシスターもいた。

して、墓の町、とは。
別に送っていただいた資料でナゾが解けた。

「ほかの町」の誤記が、誤変換されていた。
これで、はかばかしくなった。

最新作は2月28日、3月1日のみの上映予定です。


2/19(木)記 この期におよんで

ブラジルにて
残務山積みのなか。
打って出てしまった。
昨日、新たな撮影を始めてみた。

今日、チェックかつ相手にご覧いただくためのDVD焼き。
悪くないかも。

なにかに、ハメられている感じ。
逃げずに、打って出る。

まったくハメられ続きだぜ。


2/20(金)記 タワシ責め

ブラジルにて
夏時間終了とともに、猛暑の襲うサンパウロ。
午後、車窓から街のデジタル温度計を見ると、38度と表示されたような。

夕方、お呼ばれでリベルダージに向かう。
18時台のメトロは、なかなかキョーレツである。

カーニバル休みに入るため、もう少しラッシュは軽いかと思っていたが。
東京のバッテラすし詰めに比べると、助六寿司のパックぐらいにすき間があるのが、かえって災いする。
こっちは車両内の冷房、駅ごと冷房などはなく、天井の扇風機のみ。

褐色のおばちゃんの、ポニーテールにした剛毛が、こっちの顔面をこする。
そのおばちゃん、相棒との会話を楽しみながら、いちいち体をゆする。
その度に縮れた剛毛の束が、黄色人種の柔肌を激しくこする。
スリのリスクもあるので、手を顔面防御にまわせない。

顔面ヒリヒリで、東洋人街に到着。
あざといオリエンタル風味にした銀行の外装が染みる。


2/21(土)記 どチラノ方で?

ブラジルにて
ちょっと遠いショッピングモールへ。
子供が見たがっていた「ジュラシックな世界」展。
原寸大の動くチラノザウルス・レックスのロボットがウリ。

入場料も、チラノな金額。
さすがに、それなりの迫力はある。

チラノザウルスの顔を、初めて正面からまざまざと見た。
誰か、似てるのがいる。

いわゆる、馬ヅラか。

売店の売り物がショボい。
子供だまし程度。
せっかく財布のヒモはゆるんでるのに。

ミュージアムショップのそそるところは、まずミュージアムもハズレはないかな。
見世物根性で、入場料以外で、いやさ入場料以外でこそしっかり稼いだもらいたい。


2/22(日)記 地球時代のブラジル人

ブラジルにて
日本にデカセギに行っているのばかりがブラジル人ではない。

ポル語の迷惑メールくさいのが、受信の方に入っている。
いちおう、開けてみる。

別件でやり取りしたことがあるサンパウロの日系の若い人からだった。
自分の友人の仕事の件でのお願い、ときた。

瞬時にアバウトな意味の拾える日本語と違って、アルファベットのだらだらとした羅列を追うのはしんどい。
どういう魂胆かと付き合ってみると、ちょっとおもしろい。
訪日中のテレビニュースで紹介されていた覚えが。
袖触れ合うも、で一票、投じておいた。

ポル語をたしなむ方の、ひまつぶしにどーぞ。
英語のヒアリングもでけるぞ。

Meus queridos(as) amigos e amigas:

Me candidatei ao "melhor emprego do mundo", pra ficar seis meses numa das ilhas na Grande Barreira de Coral, na Austrália!!!!!!!!!!! Meu trabalho vai ser explorar a ilha, conhecer todos os bichinhos e cantinhos dela ( mar, terra e ar ), contando todas as minhas aventuras pra vcs e pro mundo inteiro através de um blog atualizado diariamente!!!!!!!
Gente, esse é o SONHO DA MINHA VIDA!!!!!!!!!!!!! Mas pra q isso se torne realidade eu preciso muito q vcs entrem, o mais rápido possível, no link abaixo, assistam meu vídeo (é só um minutinho...) e avaliem com as 5 estrelinhas (se acharem q eu mereço, é claro....).

http://www.islandreefjob.com/ #/applicants/watch/CvE6eOgK6Pw

Pra colocar as estrelinhas (muito importante!!!) basta passar o cursor do mouse em cima das estrelas até q todas as 5 fiquem amarelas, e clicar! E não se acanhem em ir pra outro computador e votar de novo!!!!!!!!!!! E de novo..........rsrsrs.........
Por favor, espalhem esse e-mail por todo mundo!!!!!!!!!!!!
Muito obrigada mesmo por ajudar a mudar a minha vida e colocar o Brasil no topo da lista!!!!!! Valeuuuuuuuuuuuuu!!!!!!!!!!!
Muitos beijos,
CRis

P.S. - Pra quem quiser, a tradução está abaixo:

- Olá, pessoal, tudo bem?
- Sou a CRis, do Brasil.
- Eu moro aqui, e como vocês podem ver, eu amo a Natureza!
- Morei nos Estados Unidos, trabalhei num hospital veterinário, com resgate de animais selvagens e com mamíferos marinhos. Eu adquiri muita experiência, especialmente em alimentar....... qualquer criatura.....hehe
- Eu adoro todos os esportes, mas acima de tudo, eu amo mergulhar! É uma sensação incrível de liberdade!
- Sou engraçada, adoro viajar e tirar fotos.
- Eu sou a pessoa perfeita pra esse trabalho porque eu quero provar que as pessoas e a natureza podem viver juntas, em harmonia. E eu vou mostrar pro mundo inteiro como a Grande Barreira é importante e maravilhosa, de um jeiro tão interessante que todos vão querer conhecer e ajudar a preservar.
- Então, vou ficar esperando pelo contato! Tchau!!!



2/23(月)記 食べおさめ

ブラジル→
日本じゃ、食べがたいものを食べておこう。

昨日のフェイラでムール貝を買った。
昨晩、料理するつもりが昼にごっつうご馳走になってしまい、延期。
今朝、ヴィネガーソース味にする。
一日置いたせいか、モノのせいか、なんだか水っぽい。
それにしてもこの貝、どうしてオレンジ色と白があるのだろう。

冷蔵庫にアーリョ・ポロと呼ぶネギとニンニクの芽の中間種のような野菜の残りがあった。
日本にもあることを最近知るが、お目にかかったことはない。
これはマヨネーズ他であえてサラダで。

さあ、また日本か。


2/24(火)記 機上最悪のカレー

→アメリカ合衆国→
戌年のせいか知らんが、味覚・嗅覚はナミ以上とよくご指摘いただいてきた。
自分で少しは料理もするようになると、マズいもの、テヌキの食べ物によけい、敏感になる。

さて日本国の顔たる日本航空のサービス。
他と乗り比べてみれば、きめ細かさがわかる。
評価したい点は、さまざま。

それだけにいただけない点が際立つ。
エコノミーのシーフードカレー。
とっても、まずい。

カレー体験は、この年まで生きていればBumbaの連載1回ぐらいのネタはある。

どうしてこんなにまずいのだろう。
片栗粉の塊状のとろみ、コショウぐらいしかうかがえない香辛料、ターメリックで下痢便色をつけただけな感じ。
別にチンしたと思われる、カレーにまったくなじんでいないシーフード。
以前もまずかったが、今回も。

常連とは思えない周囲の客は、もう一つのオプションのチキンばかり。
まずいとわかっていても、カレー、シーフードとこられるとチョイスしてしまう愚かな私。

折を見て、JALにあのまずさについて問い合わせてみよう。
日本の大衆の味覚から、そう自分がずれていると思えない。
快適な空の旅のために、誰かが声をあげよう。


2/25(水)記 成田ロストワールド

→日本
祖国着陸前に、うとうと。
ふたたび覚醒すると、機中の大型モニターに息を呑む。

白い世界の中央に、滑走路が浮かび、迫ってくる。

え、これがナリタか!?

ギアナ高地のテプイ:テーブルマウンテンの世界だ。

冬の霧雨。

どんなロストワールドに来てしまったか。


2/26(木)記 仙台へ。

日本にて
恐れていた朝の山手線は、意外なほどにすいている。
新宿よりバスにて仙台を目指す。

明治通りの変容ぶりに、今浦島の思い。
東アジアの知らないどこかの都市に来た、という感じ。

関東平野の広がり。
北関東の雑木林。

南東北に入ると、冬枯れの農村に薄日が差す。
既視感のある構図と色合い。
そうか、向井潤吉画伯の農家絵。

大都市仙台着。
佐藤さんの工房で「さまよう人とともに」の仕上げ、「あもれいら」②の手直し、「フマニタス」の手直しをお願いする。


2/27(金)記 仙台→小山→東京…

日本にて
仙台の帰路、栃木小山のお寺でプチ上映と会食の夕べ。
昨年の寄り合いが楽しかったので、とリピートしてくれた。
あな、かしこ。

地元のゆず酒が、いたくよろしい。
帰りの電車を寝過ごし、大崎から深夜の帝都を実家までありく。
あな、かしこ。


2/28(土)記 旧約以前

日本にて
いよいよ今回の訪日のメイン・イベント。
カトリック松原教会での、最新作「さまよう人とともに」と「あもれいら」の2日連続上映。

学生時代、考古学徒だった頃に、ずばり地元・松原遺跡の発掘に参加した経歴をカミングアウト。
縄文時代中-後期の遺跡だったと記憶する。

キリストどころか、旧約聖書以前のこの地の人の営みを調査していた。
いまや、ブラジルから、この上映のために…

静岡から来てくれた友のアンケートの記載に、覚醒させてもらった。
自分の立ち位置の確認。


前のページへ / 上へ / 次のページへ

岡村淳 :  
E-mail: Click here
© Copyright 2017 岡村淳. All rights reserved.