12月の日記・総集編 16年目の東京物語 (2010/01/01)
12/1(火)記 やなかなかなか
日本にて 今度の日曜日の谷中での上映の下見と打ち合わせに。 JR日暮里駅で下車。 白人系の観光客、カメラを持った邦人および東洋人が異様に多い。 まさに、異様。 メディア恐るべし。
上映会場のビーンズ・キッチンさん、メニューの食べ物も飲み物も試してみたいものばかり。 日曜には北海道の絶品・豆焼酎を提供してくれるという。 豆談義で盛り上がる。
谷中の朝倉ミュージアムはリフォームとかで長期休館中、芸大美術館も休館中。 眠るアート。
気になる谷中上映、収容キャパに限りがありますので先着順ということでご容赦くださいね。 http://www.100nen.com.br/ja/okajun/000119/20091116005986.cfm
12/2(水)記 霊障を超えて
日本にて さあ今晩はAPARECIDAさんで「ブラジルの土に生きて」上映。 手元にあるノートPCとDVDデッキで素材が再生可能なのを確認済み。
ノートPCをバックアップに持参してみる。 と、残念ながらお店の2台のデッキで再生不能。 天井のプロジェクターの真下にPCを設置。
これの「出し」がうまくいかない。 店主Willieさん、お客さん、そして拙者が力を合わせて克服。
遺憾ながら映像の方はコマ落ち気味に。 音声は迫力と臨場感たっぷり、聞こえ過ぎるほど聞こえる。 大勢がわいのわいのと騒ぎ合っているシーンで、これまで聞き取れていなかった発言まで聞き取れてしまった。
それにしても、どうしてAPARECIDAさんのデッキで一連の拙作DVDが再生できなくなったのだろう?
12/3(木)記 冬の雨
日本にて 朝から雨。 少し身辺整理。 これからの上映会の段取りの連絡や手紙書き。
さあこの週末から3日連続上映。 土曜は金沢文庫、日曜は谷中、月曜はムサビ。
それまでに新たに人に会うアポを入れようかと思うが、やめておく。 実家の諸々や買出しもあるし。
12/4(金)記 ティッシュな街
日本にて 今度の訪日で、初めてティッシュをもらったのは大阪だった。
いくつかの買い物で、渋谷に。 先回のように不愉快極まりない頼まれ物がないのがいい。
南口、井の頭線乗り場に向かうあたりがティッシュ配りのメッカのようだ。 数年前なら、往復すれば10近い宣伝ティッシュをゲットしたものだ。 いまや数も半減、しかも若い女性相手に特化したティッシュ配りばかり。 この時局でも金を使うのは、若いねーちゃんたちぐらいということか。 それでも、ふたつゲットした。 いずれも「DVD&ビデオ鑑賞」個室の宣伝。 こういうところでティッシュ持参の上映会というのも、まことにうさんくさくて一興かもね。
12/5(土)記 泥亀の夜
日本にて 「イングロリアス・バスターズみたい!」 会場設営中の岡村発言。 これ、金沢区民公会堂の技術担当の人にウケたよう。 今日のタイトルもこのタランティーノ作品へのオマージュ。 収容人数500人以上、階段式の客席。 椅子のすわりごこちもずばりシアター。
上映中、ゆったりとした会場で靴を脱ぎ、雨で濡れた靴と靴下を乾かしながら、いろいろアイデアが浮かんでくる。
12/6(日)記 豆づくしの夜
日本にて 昨晩、というか今朝。 東急線は途中までで、それからウオーキング。 実家到着はAM3時。 午前中に再び出家。 浜松町、新橋、上野と欲張りに用足しをしてから谷中へ。
さあ谷中のBEANS KITCHENさん http://www.beans-kitchen.com/ での上映、「ユーカリ」と「フマニタス」。 アットホームで顔のよく見える上映、大好き。 メンバーもいやそうにしている人もおらず、うれしい限り。 いい寄り合いだった。 新たないい出会いもいくつもいただいた。
上映のあとは、お豆料理のフルコース。 豆世界の奥深さを食感す。 橋本梧郎先生と豆の話がしたかった、と再び思う。
帰路、去年以来のシンパさんたちと駅前の居酒屋で「軽く」。 豆のフルコースのあとの、ラムネサワーがめちゃめちゃうまし。
12/7(月)記 武蔵野美術の夜
日本にて 三連戦のシメは武蔵野美術大学。
アートする大学の魅力、そして反骨を感じる。 2年前にうかがった時はそんな印象を覚えなかった。 受け手の変化だろう。
どういう経緯か、ついでに映像学科の何人かの作品を見てくれということになるが、これがまた面白かった。
森一浩さんの尽力で油絵学科の学生が中心に集まる。 こんなに集まり、こんなに見抜いてくれるとは思わなかった。 場所場所のリアクションだけでも実に面白い作品だ。
二次会でしこたま盛り上がる。 国分寺のマンガ喫茶に始発待ちビバーク。
12/8(火)記 目黒炭鉱
日本にて いったん、目黒でしめる。 目黒区美術館「文化 資源としての<炭鉱>展」。 上野英信をはじめとする物書き、そして写真家たちが炭鉱をテーマとして日本全国区のブームたらしめたのは、記録に関わる者の基礎知識。
いっぽう少なからぬ画家たちが炭鉱をモチーフとしていることを、この展覧会から教わった。 たとえば野見山暁治、そして向井潤吉!
炭鉱というものが、表現者にとって看過しえないなにかであることがよくわかる。 そして目録をざっと見れば、この展示が学芸員の執念の発掘の産物にほかならないことが察せられる。
すでに過去のものとなったブラジル日本人移民にまつわる茶番の企画とは、比較するのも失礼というもの。
12/9(水)記 東京を掃く
日本→アメリカ合衆国→ 道の掃き掃除を少しでもしてみると、けっこういろいろなことがわかるもんだ。 いくつかの植物の葉と花の性質。 掃除のしやすさ、という観点からだけど。 家の前の道のキレイ度と、その家じたいの管理のレベルは比例するといえるかも。 近所のお宅の、その辺もうかがい知れる感じ。
そして、けっこうポイ捨てのゴミが多い! タバコの吸殻。 これはもう極刑もんである。 下手をすれば、江戸中が焼けてしまう。 その他、プラスチック系、ガラス系… ブラジルのことを、とやかく言えたものではない。
日本からブラジルに来た若者のことを思い出した。 サンパウロの国際空港の建物内で、タバコをポイ捨て。 たしなめると「ブラジルだから、いいでしょう」。 極刑でも済まされない。
12/10(木)記 橋本梧郎からレヴィ・ストロースまで
→ブラジル 大気汚染と河川洪水の都市・サンパウロの我が家に、頼んでおいた雑誌「BUMBA」最新第33号がどっさり届いていた。 今度も難産だった。 いっそのこと難産をウリに、「帝王切開」の帝王シーザーにちなんだ「シーザー」「カエサル」あたりに書名変更も面白いかもしれない。
こってり月日がかかっているだけに、内容もなかなか重厚。 そこいらのコロニア雑誌のように軽くめくり飛ばせない重みがある。
冒頭から、細川多美子編集長自ら筆を取った「ナンビクアラ族」の特集。 次いで、今号のメインであったはずの橋本梧郎先生追悼記事特集。 これも編集長自ら2ページにわたって寄稿している。 ナンビクアラといえば、レヴィ・ストロース。 今号は昨年8月の橋本先生の訃報から、今年11月のレヴィ・ストロースの訃報までをカバーすることとなった。 難産の間に、人は死んでいく。
そういえば、こちらの日本語メディアではレヴィ・ストロースの死について言及したものを見た覚えがない。 これをきちんと書ける知性と感性の人を、コロニアのえせインテリどもが放逐してしまった。
ちなみに今号の岡村の連載のタイトルは「梧郎先生の思い出ごろごろ 最後の頼みまでの、先生と私」。 気になる雑誌BUMBAのサイトは、 http://www.bumba.com.br/ 。
12/11(金)記 師走のシュワッチ
ブラジル→ 未明から、日付が変わるまで。 箇条書きにしたら、どれだけのことをたしなんだだろう。
ま、退屈はしない。 プライベートの、ひとつのピーク。
12/12(土)記 空の献立
→アメリカ合衆国→ われらが日本航空。 エコノミーでも個別に配られていた献立表がカットされた頃から、食事の内容もあまり期待できなくなってきた。
もうひとつの映画の方の献立。 残り時間表示機能がなくなってから、「わるかろう」の作品ばかりになるかと思いきや、これがどっこい。
たとえば「District 9」。 こんなのが観れるとは。 地球のスラムで居住するエイリアンなんざ、こころにくい。 あの「ウルトラセブン」、メトロン星人の名シーンのかなた、といった感じ。 そもそもお話のベースは、バルタン星人の故事に通ずるものあり。 エイリアン話で、ヒトの性をよく描いた。
大収穫は「南極料理人」。 これは、うまい。 機内で泣かさないでくれ。 26時間のフライト中、ずっとリピートしてもいいくらい。
ちなみにその他、「パブリック・エネミー」などの話題新作も。 かつては日航名作劇場みたいなのもあったが。
機内映画、誰がどんなチョイスをしているのか、ウラを知りたいところ。
12/13(日)記 16年目の東京物語
→日本 新たに日本発見、東京発見、目黒発見。 歩いて、少し気をつけていると、思わぬ発見も。 おもしろ。
12/14(月)記 師走のフンパツ
日本にて さっそく買い物ツアー。 さあ渋谷の家電屋。 ここのところの上映トラブルに対処して、思い切ってポータブルDVDプレイヤーを買うことに。 いくつかのメディアを持参して、再生可能かチェックさせてもらう。 安めのプレイヤーだと、再生、サイズ変換に問題あり。 ええい、フンパツ!
サイフもすっきり、気分もすっきり。 備えあれば、ではすまされない。 備えなければ。
12/15(火)記 目黒フェジャ
日本にて さっそく。 東京の実家でブラジルのナショナルフード、フェイジョアーダ・おかむらバージョンを制作することとなった。 仕込み・煮込み中に買い物等の外出があるため、焦がしを懸念して水は多めに。 結果、ちょっと水っぽくなってしまった。 日本の今どきのキッチンはいろいろなインテリジェンス機能があり、しかも火力が強い。 圧力鍋を使わずしてフェイジョン豆が早くよく煮える。
おかげさまで、全員に好評。 ムケッカにもトライしてみたいが、日本ならどんな魚がいいのか…
12/16(水)記 マリアの雫
日本にて 「ノッサ・セニョーラ・デ・アパレシーダ!」 ブラジル人の、長めの驚きの言葉である。 短いのでは「オッパ!」「ノッサ!」など。
「ノッサ…」はブラジルの守護聖母・アパレシーダのマリアの意。 さすが、この名をいただく西荻窪のブラジリアンスポットAPARECIDA。
今日のここでの上映はすごかった。 人間の演出を越えた何かを感ぜざるを得ず。
キーワードは、秋田の聖母マリア像の涙。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A7%8B%E7%94%B0%E3%81%AE%E8%81%96%E6%AF%8D%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%82%A2
12/17(木)記 アキバと縄文
日本にて 考古学徒時代を思い出す。 東北地方で、縄文時代晩期の遺跡発掘調査に参加した時。
当時、縄文時代研究でガンガンに飛ばしていた調査団のヘッドのことば。 ある文化を研究する場合、その文化の本場、中心地を知るべき。
この当たり前そうなことが、意外とされていないものだ。
おそらく10数年ぶりに秋葉原に立ち寄ってオタク文化の片鱗に触れ、想う。
12/18(金)記 映画の品
日本にて 「映画の品(ひん)は美術で決まります」。 宮崎駿さんの直筆だろう。 三鷹の森・ジブリ美術館で見つけた言葉。 いたく共感してメモ。
気にはなっていたが、事前に入館日時を指定する等がめんどくさくて、今日になってしまった。
まことによろしい時空だった。 この館での出会いが、今回の旅の工程に影響を与えそう。
品のあるドキュメンタリーをこさえたいものだ。
12/19(土)記 玉おろし
日本にて ビデオカメラの初まわしにふさわしい言葉はあるだろうか。 毛筆の使い初めをいう「筆おろし」みたいな。
ビデオカメラの象徴をレンズ=玉とするなら「玉おろし」ぐらいか。
新機をお仕事で使う用件が出てきた。 実家で試しにまわしてみる。 ちゃんとマニュアル、読まないと。
12/20(日)記 水戸快楽上映part2
日本にて 常磐線の鈍行で水戸まで。 4人掛けボックスに座れた。 飲み疲れをいやすのに、よろしい時空。
水戸の手打ち蕎麦屋「にのまえ」さん http://r.tabelog.com/ibaraki/A0801/A080101/8002373/ にて新蕎麦と岡村ドキュメンタリーの夕べ。
10倍ぐらいに薄めてもよさそうな、濃縮めんつゆのごとく、まことに濃い寄り合い。 眞家マスターのお任せ料理は、お酒も含めて絶妙。 お言葉に甘えて新蕎麦を3枚もいただいてしまった。
大人たちもさることながら、ここに集う学生たちが実に好ましい。 手打ち蕎麦を通して、人が寄り合い、出会って学び楽しむ場。 ブラジル、パラグアイ、アルゼンチン遍歴を経て地元水戸でこの場を築いたマスターに、MEUS PARABENS!
12/21(月)記 癒魚
日本にて 月曜というのは、ミュージアム関係がふつう休み。 水戸で、どう時間をつぶすか。 いよいよとなれば漫画喫茶か…
案内を買って出てくれた「にのまえ」マスターの提案は、茨城県大洗水族館・アクアワールド。 それ、いってみましょう、ということに。
いやはや、とってもおもしろかった。 いくつも特筆したいこと、あり。 筆頭は、フィッシュセラピー、ガラ・ルファ体験。 http://www.aquaworld-oarai.com/fukyu/esute_fish2009.html その日のうちに、さっそくリピート。 中東産の小魚が、アトピーや疥癬、ニキビ等の治療に役立っているとのこと。
わが手の老化した皮質をガラ・ルファになめさせながら、考えること感ずること多々。 まずは触感からアマゾンでの水浴体験、そしてアマゾンで魚葬を遂げた日本人僧…
このしょうもないヒトに対して、すべての生物がいやしのチャンスを与えてくれているのでは。
ああ、全身をこの生き物についばんでもらいたい。
12/22(火)記 奇跡の人
日本にて プライベートで起こる、日常の小さな奇跡。
ヒトの存在、「私」の存在自体が奇跡っぽい。
いまを、しっかりいかないと。 でなきゃ、とてもヒューマンドキュメンタリーなんぞ。
12/23(水)記 白の世界
日本にて 帝都を北上、みちのくへ。 福島から先は、白の世界。
みちのくの縄文人の冬を、想う。 雪に覆われた巨大住居で、俳句でもひねっていたか。
初めて体感する雪景色というのは、どんなものだろう。 日本人がはじめてイグアスーの滝やアマゾン河に触れるときと比べたり。
12/24(木)記 神は細部に
日本にて 出先では、少しの無理で可能なら地元のアートを見ておきたいという嗜好が出てきてしまった。
雪の山形美術館。 ヤマガタはどんな泰西名画を買いまくったのかと思いきや、「土門拳の昭和」展。 土門拳は、名取洋之助を介して拙作「ブラジルの土に生きて」につながる。
第2次大戦前、師匠だった名取と私立大学のアルバム作りを手がけているのは意外だった。 それが近年、一般向けに復刊・販売されていることを知る。
記録者、表現者たるもの、どんな仕事もおろそかに、いい加減にすべきではない、と再認識。
12/25(金)記 未来の古典
日本にて 早朝、帝都を出家。 大阪の宿に重い荷物を置く。
まずは神戸へ。 兵庫県立美術館・男鹿和雄展。 日本巡回展の最後がここ、と三鷹のミュージアムショップで教えてもらった。
来てよかった。 自分も生きた時代の日本を代表するアートを見ている実感あり。
これまで訪れた日本のミュージアムでは、特別展の入場料で常設展も入場できたことばかり。 ところがここでは、常設展は別料金とのこと。 関西流なのか、この特別展の決まりなのか。
ふだん美術館など縁のない人たちに、自館をPRしてアートを啓蒙するまたとないチャンスなのに。
男鹿和雄展で時間もカネもたっぷり費やした。 館に背を向け、電車をいくつも乗り継ぐ。 今日のノルマを消化すべく、地の利に疎い関西を広く回る。
12/26(土)記 一年の計
日本にて 大阪より、京都へ。
久々の激しい緊張、体調が反応。
奇しくも、ちょうど一年。 公私ともに、なかなかであった。
脱魂脱力状態で大阪に戻る。
12/27(日)記 いよ、道後温泉!
日本にて 難波宮を後にして、空海の風景・四国アイランドへ。
松山に案内してくれるという。 道後温泉本館。 「千と千尋」系の建物。 いちばん安いコースなら、400yenで入湯可。 東京の銭湯より安いではないか。
けっこう若者でにぎわっている。 神の湯。 これがとってもよろしい。 アルカリ性単純泉、無色透明、ややぬるめ。 シンプルな感じの湯だが、その分いくらでも浸かっていられる。 ひとつの究極の湯かも。
いい湯でした。
12/28(月)記 西日本縦断
日本にて 早朝、雨模様の愛媛を発つ。 岡山乗換え、広島で途中下車。 新山口でローカル線に乗り換え。 山の上部は、雪化粧。
薪ストーブを囲んでの話のノリで、来年からの仕事が増えた感じ。
12/29(火)記 倉敷経由で東京へ
日本にて オフラインが続いてしまい、訪問希望先の予定が確認できない。 ま、いいかと倉敷へ。
お気に入りの蟲文庫さん http://homepage3.nifty.com/mushi-b/ がしっかりと開いていたのはうれしい。 店主もお店も順調そうで、何より。 大原美術館を早見しようと狙っていたが、こっちは年末休業に入っていた。 外国人にはわかりにくい、日本の年末年始休み。
新大阪で再び途中下車、知人と会食。 席割りの不可解なひかりの指定車で深夜に帰京。
12/30(水)記 種なき冬
日本にて ちょこまかと、実家の諸々を。 年内に、みたいな文化を自分が引きずっているのがよくわかる。
春に向けて植物の種でも蒔いておこうと思う。 近くの花屋は、正月用の切り花ばかり。 思い出して行ってみた園芸店では、冬場は種を置いていないとのこと。
種の袋がごそっと並んでる、田舎のお店みたいのなかったかなあ。
12/31(記) セコいぞダイエー
日本にて 実家用のものを年内に買っておこう、と徒歩半時間のダイエーへ。
同じ売り場の同じお姉さんに、2度目に買った時に即時発行可能のポイントカードを勧められる。 どうせなら最初の、より値の張った買い物の時に言ってくれりゃあいいのに。 カード発行に100YENとられる。
たまったポイントが即、買い物で使用可! とのウリだが、計算してみると… 位を取り間違えたかと再三、暗算してみる。 10万円買って、ようやく500円のポイント。 今どき1万円の購入で500円のサービスぐらい、ざらにあるのに。
しかも細かい規約をみると、3ヶ月間の使用がないとそれまでのポイントは失効するとある。 セコすぎ! きょうび、永久無失効のポイントサービスが増えているのに。
フリークエント訪日者の拙者も、3ヶ月内に一度の訪日ばかりはできない。 ダイエーのポイント惜しさに、3ヶ月以内の訪日を繰り返すか。
ただでさえカードばかりでサイフが分厚くなってしまう。 こんなカードは無用そのもの。 100円、損したぞ。
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