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(最終更新日 : 2023/06/16)
--- 岡村淳の著作類 目次 ---
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ついて寄稿しました (西暦2020年5月
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イバラキ わが愛
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り新聞紹介(西暦2020年・全8日))
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月メイシネマ上映会に寄せて
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第35回水戸にのまえ上映会質疑応答補稿
第35回水戸にのまえ上映会質疑応答補稿 (2020/12/16)
【西暦2020年12月13日/第35回水戸にのまえ上映トーク補稿】
この度は年末、そしてコロナウイルスの状況が厳しいなかの拙作上映会にご参加いただき、恐縮しております。
先月14日に水戸ミネルヴァさんで今日もご参加いただいた写真家の柴田大輔さんに主催していただいて僕にとって初めてのオンライントークに挑戦して以来、はやくも今回で3度目のオンラインイベントとなりました。
眞家マスターと橋本良介さんの周到なご準備をいただき、おかげさまで僕の方も快適にこなすことがかないました。
また上映後の皆さんからの鋭いご感想とご質問は手応えたっぷりで、僕としても新たに認識を深め、今後の学びと修練のヒントをちょうだいしました。
柴田さんとの写真と動画の撮影時の呼吸のあり方の相違についてのやりとりに始まり、写真と動画の本質的な相違についての議論をマンガ研究家の橋本さんがマンガとアニメの相違と比較してくれたことなど、にのまえライブ上映ならではのダイナミックなそれぞれの知と体験の交換がかなったかと存じます。
以下、今回の質疑応答の延長として皆さんの地元茨城に関するお話をいくつかご紹介しておきましょう。
日本は世界でも悠久の歴史を持つ国、いっぽう僕の住国ブラジルは新しい国、といった言い方がよくされているかと思います。
しかしまさしく国土の成り立ち、地質学的にはどうでしょうか?
わがブラジルは国土の大半が地質学でいう先カンブリア紀の成立で、10億年単位でいうと地球の誕生からまもなく陸地として成立しているのです。
いっぽう「神国」ニッポンは最古の地盤でもそれよりひとケタ新しいのです。
そして日本最古の地層はこれまで岐阜の飛騨地方とされていたものの、近年になってから茨城の日立市で発見されていたことをご存じでしたでしょうか?
以下のリンクのウエブの連載が、サイコの地の茨城人の鼓動を激しくすることでしょう。
https://www.driveplaza.com/trip/michinohosomichi/ver61/index.html
かつて、眞家さんに茨城の阿字ヶ浦の海の家で拙作『アマゾンの読経』の宿泊オールナイト上映会を主催していただきました。
その際、阿字ヶ浦の「阿字」が古代インドのサンスクリット文字のことで、その文字のようにみえる岩が海岸に広がっているというのに驚き、またその地質学的な古さに感銘を受けました。
しかしその阿字ヶ浦よりひとケタさかのぼる古層が日立で発見されたのですね。日立と言えば…
♪この木なんの木 ならぬ、この石いつの石?ですね。
さてもう一点。
柴田さんから拙作『シャパーダ』に登場する先史時代の岩絵遺跡と、最近、柴田さんのフィールドであるコロンビアのアマゾン流域で発見された岩絵についての関連の質問をいただきました。
お話ししたように、岩絵についてのウンチクは、最近の僕がサンパウロでのコロナ巣ごもり中の日課にしているグラフィティ採集のグラフィティについての勉強も加わって、オールナイトでもいけそうなほどのトークネタがあります。
そのなかで、この星の南極以外の大陸の各地にひと通り先史岩絵は描かれているものの「日本スゴイ」の日本では例外的なものを除いてなぜか岩絵が存在しないというお話をしましたね。
さらに、絵を描く岩絵の壁面を作画しやすいように加工した壁画は、岩絵とは後時代の別モノというお話をしました。
この別モノの方で茨城は日本で傑出しているのです。
古墳時代の古墳の内部に絵画の描かれた「装飾古墳」と呼ばれるものです。
有名な奈良の高松塚古墳は「壁画古墳」と呼ばれて別系統に分類されていますが、僕も考古学徒の現役をリタイヤして久しいので、そのあたりの違いについては興味のある方はご自身で調べてみてください。
「装飾古墳」に関しては大半が九州にあるのですが、茨城には、ひたちなか市の虎塚古墳のような傑物をはじめ、いくつかの装飾古墳が知られているのです。
https://kofun.info/tag/50?pr=12
これまで、にのまえさんでの上映の翌日に有志で近郊の学習旅行を何度か実施しましたが、いずれまたこうしたフィールドもご一緒に歩ける日々を心待ちにしています。
ふりかえれば第35回目の今回、僕はブラジルからのオンライン参加となりましたが、それ以外のほとんどの回で僕は水戸で宿泊しました。
桜川沿いで散歩に心地よい東急インにはじまって、最近は朝食ガッツリの格安ホテルみまつに落ち着いていますが、ざっと数えてみると10か所近い水戸の宿を体験しています。
徘徊癖もあり、市内をそこそこ歩いているつもりですが、いわゆるグラフィティが目についた記憶がないのです。
グラフィティとは建物や敷地の壁などに描かれた絵や文字などの、いわば落書きです。
ヤンキーの地といわれる茨城の首都水戸のグラフィティ事情がどんなものか、僕が見落としていただけなのか、まずこれが気になっています。
といったところで、御礼とともに、どうぞよいお年をお迎えください。
西暦2020年12月14日
ブラジル・サンパウロ
岡村 淳
追記:この文章を上映に参加された方々およびお世話になった方々にお送りしたところ、さっそく以下のご教示をいただきました。
水戸では西暦2005年にこんな大きなイベントが行われていたのですね。
http://www.arttowermito.or.jp/gallery/lineup/article_147.html?fbclid=IwAR1lKuy3dL_QFqGAE2_1Cw5rjg_7tq03RzH2ZCHKl9Ia3PkL0RO0IrPrhm8
水戸市内の木葉下(あぼっけ)という地名と小松左京の『日本沈没』についてのエピソードのご教示もいただき、もう、面白すぎますね。
とりあえずこの辺で! (2020年12月16日・岡村淳)
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