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岡村淳のオフレコ日記
     西暦2016年の日記  (最終更新日 : 2017/01/01)
11月24日(木)の記 麻州路のセエデク民族

11月24日(木)の記 麻州路のセエデク民族 (2016/11/27) 麻州路のセエデク民族
ブラジルにて


ブラジルの日本人は、マットグロッソ州を麻州と表記してきた。

朝、溝部さんの理学療法に同行。
そうとう疲れるようで、帰宅した溝部さんは横になった。

僕はネットをつなぎがてら、ロンドノポリスの街をふたたび散策。
まずは、昨日に引き続き、ヴェルメリョ川畔へ。

首に黄色い輪のある蛇の幼体の死骸に、アリがたかっている。
日本でも首に黄色い輪のある子ヘビがいたっけ。
(のちに調べて本邦のはヤマカガシと知る。ブラジルのは不明)

早めの昼食をいただいて、隣りのフクロウ一家、そして溝部さん一家に暇乞い。
バスターミナルで、ひとりクイアバ発サンパウロ行きのバスを待つ。

遅れること1時間半以上。
インフォーマルな情報ばかりで不安だったが、なんとかバスに乗れた。

帰路は大手アンドリーニャ社のバスだが、次回はここは避けよう。
車内に個人のパソコン使用程度の小さなモニターが3台置かれて、アメリカ映画のポルトガル語吹き替え版を、かけ流し。
その音量のうるさいこと。
映画を見るにも、僕の席からでは双眼鏡がいる。
こんな迷惑で不十分なサービスは、不愉快そのもの。

楽しみにしていた読書が、車内映画の騒音で妨げられる。
バス待ちの間にほとんど『セエデク民族』を読んでしまった。
映画『セデック・バレ』で知られる台湾の少数民族セデックの、シヤツ・ナブさんが日本語で綴った民族の物語。
彼らは、人の死を「彼の生命を織った方が連れて帰った」と解釈しているという。

この本は台湾台中の台湾東亜歴史資源交流協会が発行したものを東京の実家に送ってもらい、それをブラジルに持ち帰った。
ブラジルの移民作家・松井太郎さんの作品が日本語文学の臨界、といわれていたが、その先の臨界の日本語表現だ。

バスはマットグロッソ州を超えて、ゴイアス州へ。


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