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岡村淳のオフレコ日記
     西暦2016年の日記  (最終更新日 : 2017/01/01)
11月28日(月)の記 穴掘梟

11月28日(月)の記 穴掘梟 (2016/11/30) 穴掘梟
ブラジルにて


持つべきものは、友である。
マットグロッソの旅から戻って、何人かの日本の友人知人にメールを送っておいた。
いくつか、貴重な知見を交えた返しをいただく。

沖縄で、フクロウをアイコンにする方から。
この人には、溝部さんのお宅の隣のフクロウの写真を送っておいた。
アナホリフクロウ、と同定してくれた。

この和名から学名を調べて、ブラジルに分布するかなど調べることができる。
ビンゴ!
新大陸、北はカナダから南はパタゴニアのフエゴ島まで広く分布している。

日本語で調べると、アナホリフクロウは巣穴にプレーリードッグなどの古巣を利用、とあるが、ポルトガル語で調べるとアルマジロなどの古巣が最初にあげられているのが面白い。
ポルトガル語の一般名は Coruja-buraqueira、ずばりアナホリフクロウだ。
ほう、南米にも広く生息するが、アマゾン流域をはずしている。

このフクロウは昼行性というのも面白い。

サンパウロのモンテソーリ教育を行なう中学校を記録した拙作『きみらのゆめに』に登場するフクロウも、ずばりアナホリフクロウだ。

アナホリフクロウの最大の天敵は、人間だという。
主に平原に巣をつくるので、そこに乗り入れてくる自動車が巣をつぶし、巣のなかのフクロウ一家も生き埋めにしてしまうとのこと。

恐ろしい袋小路だ。
日本の炭鉱事故、南米にわたってきた炭鉱離職者がオーバーラップする。

上野英信さんは、南米でアナホリフクロウを見ていただろうか。


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