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岡村淳のオフレコ日記
     西暦2016年の日記  (最終更新日 : 2017/01/01)
12月30日(金)の記 1946その後

12月30日(金)の記 1946その後 (2017/01/01) 1946その後
ブラジルにて


炎熱の日々が続く。
家族から、うどんを食べたいとのリクエストあり。
夜は、冷やしきつねうどんとするか。

サンパウロの日本食材店なら、日本製の乾麺も買えるが、ブラジル国産の3倍以上の値段になる。
ブラジル製のうどんも複数あるのだが、「MEZZANI」というイタリアンな名前のメーカーのものを買ってみる。

UDON-TALHARIM CASEIRO、タヤリンは日本でもイタリアン通、パスタ通ならご存じのパスタの一種だが、「自家製タヤリン」と銘打っている。
「desde その後 1946」とずばり日本語まじりで印字されている。
「desde 1946」は直訳すれば「1946年以来」、少し日本語らしくすれば「操業1946年」といったところだ。
「その後」とは辞書か翻訳ソフトでの訳語そのままで、日本文化に属している人の手を通したとは思えない。
ウドンそのものにも期待はできなさそうだ。

パッケージの裏側を見ると、どう見ても日本人移民の夫妻と少年の白黒写真が印刷されていて、創業者の家族とある。
そもそもこのメーカーはバウルというサンパウロ州内陸の日系人の多い街にあるではないか。

MEZZANI社のウエブサイトをみてみると、1929年に移住したナカザワさんという日本人が起こした由。
1946年といえば、いわゆる「勝ち組」事件、日本が第2次大戦に勝ったと信じ込む移民グループが日本の敗戦を認める人たちにテロを繰り広げていた時だ。
ナカザワさんがあえてイタリアンなメーカー名にしたのは、このあたりの問題と関わっているのかもしれない。

おっと、ウドンとはいえ、アルデンテぐらいの茹で加減にしておこう。
お味の方は、まあまあ、といったところか。


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