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岡村淳のオフレコ日記
     西暦2016年の日記  (最終更新日 : 2017/01/01)
12月31日(土)の記 「竹ヤブ」に拾う都市の貌

12月31日(土)の記 「竹ヤブ」に拾う都市の貌 (2017/01/01) 「竹ヤブ」に拾う都市の貌
ブラジルにて


今日も買い物に出る。
売れ筋の日本食材店の混雑はたいへんなものである。
入り口付近に丸餅がどっさりと置かれている。
レジの長い列につく人はプレゼント用に包装を頼む人も多く、店内は大わらわ。

通常の大晦日は運転手として、妻の実家におせち料理づくり要員となる妻子を送迎する任務がある。
今日は妻子は別の幸便で行くことになり、こっちはひと息つく。

年内に最低限の混乱は片づけたい。
20年近く段ボールに押し込めていた書籍類を取り出して、濡れ布巾で汚れをぬぐう。
さあ、どう処分するか。

1989年発行の雑誌『マージナル』vol.04。
「漂泊・闇・周辺をめぐる」と銘打った雑誌で、サンカ系などの意欲的な記事が印象に残っている。
この号の特集は「都市が分泌する闇」。
なんと、瀬戸山玄さんが「『竹ヤブ』に拾う都市の貌」という記事を寄稿しているではないか。

瀬戸山さんとは近年、日本で知り合った。
何度か拙作上映会に来て下さり、常に舌を巻く鋭い指摘をいただいている。
先回の訪日で瀬戸山さんの著書『里海に暮らす』(岩波書店)を入手したが、その綿密なフィールドワークと取材力には目をみはるばかり。

さてこの「『竹ヤブ』に拾う都市の貌」。
面白すぎるのだ。
東京近郊の竹藪に捨てられたゴミの観察から、まさしく現代の日本の闇を紡ぐ出していく。
たいへんな情報量と問題提起に富んでいて、2度読み返したが、まだまだ読み込めていない。

興奮とともに、諸々の作業は中断状態。
思わぬ拾いもので、お片付けどころではなくなってしまった。

台所をにぎわす飲みかけの、値段の割にあまり好きになれなかったカシャッサ(ブラジリアン焼酎)も「年内に」空けてしまおうと意気込んで、ますます…

西暦2017年の日記は、以下に続きます!
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