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岡村淳のオフレコ日記
     西暦2017年の日記  (最終更新日 : 2017/03/28)
1月30日(月)の記 BENJO NO BRASIL

1月30日(月)の記 BENJO NO BRASIL (2017/02/05) BENJO NO BRASIL
ブラジルにて


朝のカフェをいただいてから、佐々木神父とシスターたちに暇乞い。
またお会いできますように。

撮影ミッションを終えての帰路だから、やれやれホイホイ、のはずだが。
盛岡から東京の距離をふたたび運転しなければならない。
撮影をひとつ間違えても自己嫌悪とゴメンナサイぐらいで許されるだろうが(牛山純一門下時代を除く)、クルマの運転はひとつ間違えれば、甚大なことになる。
一瞬でも。
しかも、どこにクルマと日本人狙いの強盗が潜んでいることやら。
それを肝に銘じつつステアリングを握る。

今回は連れがいるため、途中停車が多くなる。
せっかくなので、より話のタネになりそうなところに。

パラナ州からサンパウロ州に入って間もなくのところ。
先回、寄ってみた「ラン園」という名前の休息スペースに寄ってみる。
奥の方にはランの鉢植え群の横に、年代物のタイプライターなど古物がぎょうさん置かれて不思議な時空を醸し出している。

ここのトイレに男女それぞれ「男子」「女子」と漢字の木彫りのプレートが掲げてある。
オーナーは非日系人だが、日本的なものへのシンパシーから知人につくってもらったという。
古物引取り歓迎、とのことだが、だいぶ処分しちゃったし、なにせ遠い。

夕方のラッシュのはじまりつつあるサンパウロに到着。
同行いただいた友と、わが家の近くのカフェへ。
ここのトイレは店でカギを借りて入るシステム。
友人がカギを頼むと、若い女主が「ベンジョ」と言い返したが、彼には聞き取れなかったようだ。

この女主は見た目は小麦色の肌のブラジル人だが、日系の血と苗字を引いている。
「ベンジョ」という言葉を日系の祖先から引き継いできたのだろう。

昨今、祖国ではベンジョという言葉は耳にしなくなったな。

ベンジョは、どこに行った。
ブラジルでベンジョに出会う。

さあ訪日モードに切り替えないと。


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