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岡村淳のオフレコ日記
     西暦2017年の日記  (最終更新日 : 2017/04/25)
3月28日(火)の記 パウリスタ大通りとエプト川の舟遊び

3月28日(火)の記 パウリスタ大通りとエプト川の舟遊び (2017/03/29) パウリスタ大通りとエプト川の舟遊び
ブラジルにて


今日は、火曜日。
午後から、パウリスタ地区にある旅行エージェントで用足し。

火曜日はパウリスタ大通りのアイコン、MASP:サンパウロ近代美術館が入館無料の日。
ふだんは大人30レアイスに値上げ、邦貨にして約1050yen。
ブラジルのミュージアムとしては、異例の高価だ。

現在はパウリスタ大通りそのものをテーマとした企画展を開催中。
最初にあるパウリスタ大通りの落成、というより道路なので完成、の方がいいだろうか、完成式の絵画。
フランス人のJules Martin の絵で、完成式は1890年12月8日の由。
道路の両側は、森林を開いて焼いた後に茂った草地とみた。
大通りには線路状の一対の黒線がめぐり、そのうえに数両の電車、いや馬車がうかがえる。
かつての大森林も、現在の摩天楼街も想像しにくい、さら地だ。

さて、常設展。
毎度いちばん釘付けになるのは、モネの『エプト川の舟遊び』。
これの作画は1890年、パウリスタ大通り完成の時期と重なる。

水面の描き込みもすごいが、なんといってもこのフレーム割り。
細長いボートを漕ぐ二人の女性。
ボート中央の漕ぎ手の女性のすぐ左わきでフレームを切っているのだ。

改めて裏側の(ここがMASP展示のミソ)解説を読むと、この大胆なフレーム割りは写真術や日本の浮世絵の影響、とある。
何度となく、そして改めて見やると、このフレーム割りがどんどんしっくりきてしまう。
この絵を気軽に何度も見に来れるだけでも、危険都市サンパウロに生きる甲斐があるというもの。

地下の素朴画によるサンパウロの風景展も面白かった。
僕はこんな素敵な街にいるのか?

入場料がタダだったので、6レアイスのエスプレッソを館内のカフェで飲ませてもらおう。


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