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岡村淳のオフレコ日記
     西暦2017年の日記  (最終更新日 : 2017/06/26)
4月17日(月)の記 ねばり丼の簡単な考察

4月17日(月)の記 ねばり丼の簡単な考察 (2017/04/19) ねばり丼の簡単な考察
日本にて


水戸の蕎麦処にのまえさんでの数重なる上映のおかげで、水戸のビジネスホテルにはけっこうあちこち泊まってきた。
特にとっかえひっかえ泊まってみようという意欲も枯れて、昨今は駅から近く、格安で朝食付きインターネット完備、できればアーリーチェックイン可能な所という条件で探している。
今回は「みまつ」という老舗系の本館に初挑戦。
一泊朝食付きで3000yen台というから、清貧の映像作家の味方といっていい。
ボリュームたっぷりの朝食が話題、と予約サイトにあったが…

いやはやこれはすごい、この価格なら。
「納豆すくい」とウエブサイトにあったが、洗面器ぐらいの大きさの容器にひしめく納豆を、まさしくオタマですくい放題。
張り紙があり、水戸名物「ねばり丼」をお試しあれ、とのこと。
洗面器の近くに輪切りのオクラ、すりおろしたトロロ芋、ネギ、カツオ節の粉、からし、味付け海苔などが置かれていて、これらをお好みでよそって出し汁をかけていただく、というもの。
温泉タマゴも置かれていて、これもトッピングするのがオススメとのこと。

置かれているお茶碗が丼ではなく普通サイズなので、さすがに温泉タマゴまでは乗せきれない。
お味の方は、ねばねばばかりでかっくらい、味わっている気もしない。

部屋に戻って、「ねばり丼」とやら、ホントに水戸名物として存在するのか等、ネット検索。
ふむ、たしかにある。
役所主体で近年、ご当地飯として考案された由。
他のネバリものとして、ナメコあたりもトッピングされるようだ。
ネット上のコメントとして…納豆だけで食べたかったとの記載。
いたく同感。
せっかくのご当地納豆を吟味することができなかった。
はっきり言って、これは残念の部類。

ねばり系の食べ物として、僕は「山形のだし」がお好みで、ブラジルで自分でもこさえている。
山形のだしの場合、粘るものは納豆昆布にオクラぐらいだが、それでもそうとう粘りが強いがキュウリやミョウガなどのさっぱり夏野菜がそれに拮抗してくれて、絶妙な味わいとなる。
水戸ねばり丼はねばねばばかりの混在で、味わうどころではなく、口に含んでも嚥下後も、ただ口直しをしたい気分。

一回こっきりの話の種にはなっても、とてもリピートする気にはなれない。
水戸のお役人と料理人、よく咀嚼してから、ご当地飯を喧伝していただきたい。


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