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岡村淳のオフレコ日記
     西暦2017年の日記  (最終更新日 : 2017/08/16)
6月7日(水)の記 銀幕から先住民を想う

6月7日(水)の記 銀幕から先住民を想う (2017/06/11) 銀幕から先住民を想う
ブラジルにて


今日も、午後から環境映画祭を3セッション。
三つ目はブラジルの先住民もの2本。

シング―国立公園内のグループ、カラパロの子供たちの遊びを子供たち自身に、彼らの言語で説明させるという短編が1本。
これが、とっても面白い。
拙作『ササキ農学校の一日』を思い出す。

もう一本は、今日ではトカンチンス州のバナナル島に居住地を移されたというアワというグループの話。
彼らを撮ったかつての映像を彼らに見せるという趣向。
写っているインディオ保護官は、殺されてしまったアポエナ保護官か。

上映後に両作品のスタッフのトーク。
アワを撮っている監督の訴えが止まらない。

昨日のアマゾン問題のトークは会場側も熱かった。
アマゾンやシング―といった脚光をよく浴びるところ以外の、そして都市のスラムなどに居住する先住民の問題にも目を向けるべき、という声が僕のなかで こだましている。

かつて、僕にぜひ会いたいと言ってきた在ブラジルの日本人を思い出した。
僕のことを利用したいらしい。
自分はブラジルのインディオのところは北から南までひと通り歩いた、と豪語する。
たとえばどの部族ですか? と素朴な質問をしてみる。
こうした質問は受けたことがないらしく「ひと通り歩きました」を繰り返すばかり。
まるで安倍内閣の閣僚との答弁だ。
おかげさまで、その人からその後のコンタクトはなくなった。
頼まれたものを手配して、実費どころか受け取ったとの連絡もなかったな。
はい、書留で送っております。

「売れ筋でない」先住民たちと丁寧に、いのちがけで寄り添っている人たちの活動に触れるにつけ、インディオを売り物に、食い物にする輩への怒りがわき上がってくる。

他山の石、ターザンの遺志。


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