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岡村淳のオフレコ日記
     西暦2017年の日記  (最終更新日 : 2017/08/16)
6月24日(土)の記 男の裁縫

6月24日(土)の記 男の裁縫 (2017/06/25) 男の裁縫
ブラジルにて


昨日の映画鑑賞中、からだが複数の変調の反応を示した。
調べてみると、いずれもストレスも原因になる由。
日本とのことで不愉快なことがあるのだが、カラダにまで正直に出たか。
こんなことで自分を犠牲にするのは、ばかばかしいというもの。

さて。
天気のよい土曜日。

ポルトガル語では lona というのだが、日本語ではなんというのだろう?
「帆布:はんぷ」というようだが「はんぷ」ではワード変換されないみたい。
英語で canvas、日本では古くズックといい、ズックはオランダ語起源と知る。
これでつくったウエストバッグを使用している。
日本で何人かの方にカッコイイなどとおっしゃっていただいていたが、カッコやオシャレではなく、これまで使っていたものが使用不能になり、あまり使い勝手もよくないこれを使い始めていた。

ブラジルでエコをウリにするメーカーのもので、トラックで使用していた帆布の再利用の由。
そもそも材料が傷モノのため、もともとの穴が拡がったり、解れがひどくなってきた。
処分しようかと思ったが、モッタイナイのこころが。
これまで少し縫って補修もしてみたが、わが家のありものの糸では細いとみた。

近くに毛糸屋があるのを思いだして、現物も持って行ってみた。
若い男子店員がアテンド。
これにあったカーキ色の、ジーンズなどに用いる糸と針を買う。
邦貨にして100yen もしない。
アパートの日向で、裁縫。
小学校の家庭科の授業を思い出しながら。

慣れてくると、悪くない。
昨日以来のムカツキも収まってくるではないか。
縫うというのは、旧石器時代いらいの、ひとの営み。
ラスコー展でも、2万年前の裁縫用具が展示してあったな。
エイゼンシュテインと中沢新一さんが、旧石器期以来の『狩猟と編み籠』が映画の基本であると看破している。

映画と男の裁縫で、すぐに想い出すのは『七人の侍』の智将・勘兵衛の古女房、七郎次の縫い物姿。
七郎次役は故・加東大介さん。
先週の土曜はそのご子息の著書『蕎麦打』を読んでいたっけ。


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