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岡村淳のオフレコ日記
     西暦2017年の日記  (最終更新日 : 2017/08/16)
7月6日(木)の記 闇をてらす足おと

7月6日(木)の記 闇をてらす足おと (2017/07/09) 闇をてらす足おと
ブラジルにて


未明に読了。
『闇をてらす足おと 岩下壮一と神山復生病院物語』重兼芳子著、春秋社。
西暦1986年発行の単行本。

近年にない、激しい感動、魂を揺さぶられる思い。
この本を読むきっかけが、当地ならではかも。

発刊から30年以上、古びた日本語の本がサンパウロのわが家の家族共有テーブルに置いてある。
家族の知人の他州に住む日系人が、さる親類にと貸してくれたという。
ご指名の人は少し読んでみたが、読みたくないということで、わが家まで戻ってきた次第。

破れかかった帯に曰く、
”不治の病”に呻吟するライ者の友となって己がいのちを捧げたまことの司祭、岩下壮一の面影を、盲目の老患者の証言を通して生き生きと描く感動の力作!

線引きをしたい箇所がいくつもあったが、さすがに借り物の本にはできない。
キリスト者とは、いやさ人はいかにあるべきかを教えていただく。

恥ずかしながらこの本のことも、著者のことも存じあげなかった。
著者はすでに亡くなられて、この本も絶版、文庫にもなっていないようだ。
僕にとっては生涯屈指の一冊だ。
次回、訪日時に古本ネットかお店まわりで探してみよう。

午後、愛竹家の橋口さんがサンパウロ市に戻る。
近郊の海岸山脈のロッジにマイカーでお連れする。
目的地に近づき、車窓を開けた時の空気の美味しいこと。


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