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岡村淳のオフレコ日記
     西暦2017年の日記  (最終更新日 : 2017/11/16)
8月12日(土)の記 土曜劇場

8月12日(土)の記 土曜劇場 (2017/08/14) 土曜劇場
ブラジルにて


船戸与一さんの『満州国演義』第8巻を読み進める。

昨日、アマゾン地方からサンパウロに到着しているはずの知人からようやく連絡あり。
まずは滞在先にうかがう。
会えば、話は尽きない。
いろいろおもてなしをしたいが先方の親類、そして連れもおられるので、むずかしい。
先方の高齢と体調のこともある。
いったん失礼して、先方が欲しがっていたものを店を回って探してみることにする。

午後9時開演の舞台へ。
邦訳すると『ヒロシマの3人の被爆者』。
ブラジル被爆者平和協会の森田隆さんら3人の被爆者が「出演」する出し物。
バイオ・ドラマとかドキュメンタリー演劇といわれる範疇らしい。

僕の顔見知りの3人の被爆者がポルトガル語で体験を語り、寸劇まで演じる。
そして演出担当らしい日系ブラジル人の俳優が、シリアの難民まで散りばめた映像をバックに戦争反対のメッセージを観客席をにらみつけながら延々と語るという趣向。
冒頭で被爆者平和協会は核兵器だけではなく、核の平和利用にも反対するとうたわれながら、福島の原発事故のこともブラジルで稼働中の原発についても語られることがない。
実際の被爆者に、それに幼少で当時の記憶のない被爆者にも、両腕を延ばしてさまよう被爆者を演じさせるという演出は、とても僕にはできないワザだ。
森田さんは齢93、ごくろうさまでした。


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