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岡村淳のオフレコ日記
     西暦2017年の日記  (最終更新日 : 2017/12/10)
9月17日(日)の記 力行水行

9月17日(日)の記 力行水行 (2017/09/19) 力行水行
ブラジルにて


「力行会」と字面を見てピンと来る人は、そう多くはないことだろう。
「日本力行会」は「日本民族の心と生活の救済」を旗印に創設されたそうで、「民族ファーストの会」といったところか。
キリスト者であった創設者は、まず苦学生に自宅を解放することから始めたそうだ。
そして日本人の「海外発展」をはかるに至った。

創設は1897年、その後のめざす「発展」先には南北アメリカの他に東南アジア、満州国があった。
満州国に「日本民族」を送出していた組織が、日本の敗戦後も存続してきたというのがすごい。

日本力行会から派生した「ブラジル力行会」の創立100周年の祝賀会がサンパウロ市で行われた。
僕はこの会に特に縁も思い入れもないのだが、訳あってビデオカメラ持参で、きちんと参加費を払って参加させていただいた。
そのこころは、「大菩薩峠」。
こういうイベントにもほとんど縁遠くなっているが、思わぬ知人との再会や出会いがあるのが面白い。

祝辞には「創立200周年に向かって…」という放射性物質の半減期を数えるような気の長いのが繰り返される。
この会より、まず祖国がそれまで持つかどうか。
多くの放射性物質の半減期より、国家の寿命は情けないほど短し。


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