移民百年祭 Site map 移民史 翻訳
岡村淳のオフレコ日記
     西暦2018年の日記  (最終更新日 : 2018/07/15)
3月2日(金)の記 マングローブ異聞

3月2日(金)の記 マングローブ異聞 (2018/03/09) マングローブ異聞
日本にて


那覇のドミトリーは屋上に男女合わせて3つのシャワールームがあるが、朝晩は順番待ちの若集がたむろして、とても僕あたりが割りこめる余地がない。
かといって3月の那覇は初夏の陽気で、汗ぐらい流さないと。

以前、行ったことのある近くの「りっかりっか湯」という天然温泉を標榜する銭湯をフンパツ。
朝6時から営業というのがありがたい。
ドミトリーで割引価格の入湯券が買える。
朝のうちは入湯客も少なく、ほぼ快適。

午前中に市内の漫湖と呼ばれる干潟に行ってみる。
ここのマングローブ林を踏査したかった。
これまで沖縄本島では、名護から屋我地島に向かう海岸にあった小さなマングローブ林を観察したことがある。
この漫湖周辺にもマングローブ林があることは、近くを通るモノレールの車中からもうかがえた。
昨日、会食した沖縄探見社の高橋さんには『沖縄エコツアーガイドブック』の著書もある。
高橋さんに漫湖について聞いてみると、水鳥観察用の木道がマングローブ林に築かれているという。

牧志の宿からグーグルマップを片手に歩くこと約40分。
ビジターズセンターもあり、マングローブと水鳥についての様々な情報にも触れられる。
ちょうど干潮の時間帯で、シオマネキなどのカニ類、トビハゼなどを観察できる。

マングローブでじっと過ごしていたかった。
わがブラジルでは、治安の問題がネック。
台湾でも地下鉄でアクセスできるマングローブ観察センターを訪ねたが、まるで時間がなかった。

ああ、昼食の待ち合わせ時間に遅れないようにしないと。
ブラジル以来の友、打楽器演奏をはじめマルチな活動を展開する翁長巳酉さんとランチ。
地元の人の案内してくれるところは、また格別に面白い。

午後、明日の上映会場である首里のアルテ崎山さんを訪問。
グーグルマップのデータが消えてしまい、しかも圏外となりうろたえるが、無事到着。
オーナーの霜鳥さんとは初対面で、今回は上映を企画して主宰をされるはずの人が病気を理由に音信を断つという、極めてイレギュラーな事態となっている。
霜鳥さんと力を合わせてこの困難を乗り切りましょうと話し合う。

沖縄では4年前、そして2年前にウララの宇田さんらが中心になって拙作上映会を実施してくれていた。
チーム名はチームOJ。
オキナワとジャパン(ジャポン)、それにオカムラジュン等をかけてみた。
今回も当初はチームOJでの上映を企画していたが、初回以来の主力メンバーの都合がつかず、次回に見送る予定だった。
ところが別の在沖縄の知人が自分が上映を企画したいと申し出てくれた次第。

チームOJには新たなメンバーも加わることになった。
次回上映計画に備えて、今宵は関係者限定で未公開の『リオ フクシマ 2』の試写会を行なう。
この作品のなかでも沖縄について触れられているが、福島原発事故の問題を沖縄から見ると、いろいろなことがオーバーラップしてくる。

上映後、日付が変わってからも話は尽きない。
今夕、ウララさんの店頭で奇跡的なレベルの再会があった。
彼女との縁は僕が大アマゾンの逆流ポロロッカを担当した『新世界紀行』「満月のミステリー」にはじまる。
のちに水俣学の原田正純先生が共通の知人とわかり、これには驚いた。
『リオ フクシマ』シリーズは、僕にとって恩師の原田先生の弔い合戦のつもりでもある。
この符号に、言葉も出ない。


前のページへ / 上へ / 次のページへ

岡村淳 :  
E-mail: Click here
© Copyright 2018 岡村淳. All rights reserved.