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岡村淳のオフレコ日記
     西暦2018年の日記  (最終更新日 : 2018/05/23)
3月4日(日)の記 龍宮のいぶき

3月4日(日)の記 龍宮のいぶき (2018/03/10) 龍宮のいぶき
日本にて


那覇のドミトリーの丑三つ時。
さすがにシャワー室に空きがある。
シャワー室空間はひろびろ、本物の緑も配置されて快適。

沖縄最終日、まずは朝イチで少し歩くスーパーまで海ぶどうなどの土産物の買い出し。
モーニングサービスに和定食というのがある喫茶店に入ってみる。
タバコの煙、テーブルはマージャンゲーム機。
ゴハンは洋食屋のような型に盛ったのが出てくる。
さらに和定食にスパムというのが面白い。

誰もいない受付に鍵を置いてチェックアウト、大荷物とともに桜坂劇場へ。
東京の知人からすすめられていた『米軍が最も恐れた男~その名は、カメジロー~』をようやく鑑賞。
基本的なことを知らなかったので、副読本を読むような教養としての面白さ。

先に場所を確認しておいた、移転した屋台喫茶「ひばり屋」さんへ。
僕のお気に入りのカフェ中、屈指のお店。
それにしても、以前と同じような空き地をよく見つけたものだ。
居合わせた福岡から来たという女子小学生が、アナゴの分類について教えてくれる。
ひばり屋さんとは、いくらでも話が弾んでしまう。

夕方のフライトまで、ふたたび漫湖のマングローブに浸っているつもりだった。
あら、けっこう時間が押してきた。
モノレールの奥武山公園駅のロッカーに荷物を置いて。
はじめてのルートで漫湖公園を目指す。
「龍宮」というレストランあり。
地元の野菜を使っているようで、入ってみる。
カウンターに『うらしま太郎』の絵本が飾ってある。
許可をいただいて、手に取ってみる。

小路和伸という人の画だが、息を呑む。
拙作『郷愁は夢のなかで』の西佐市さんに想いを馳せる。
すると『時をかける少女』が流れるではないか!
昨晩に続き、衝撃にシンクロニシティのBGM。
有線かどうかお店の女性に聞くと、自分の好きな原田知世のカバーだという。
お店を営むご夫妻は、町田からの移住組とのこと。
自分の名前、そして琉球にちなんでお店を「龍宮」として、この絵本はインターネットで出会ったという。
落ち着いたら、僕もネット買いしよう。
お店では沖縄の薬草茶なども飲めて、安心、信頼の食材をいただいている感がうれしい。

漫湖公園のビジターズセンターの観察木道、通行人の邪魔にならなそうなところで運動靴を脱ぎ、へたり込みながらシオマネキやトビハゼを見やる。
ここの難点は、マングローブの地表まで距離があって触ることもできず、地表には立ち入り禁止とされていること。
質問したいことも多々あったが、対応してくれそうなスタッフもいない。

掲示板にある別の観察ルートはどこだかよくわからない。
もっとマングローブの近くに寄りたい。
暗渠にされていない、コンクリートに覆われた下水の河口を泥が覆っているあたりを歩き、腰を下ろす。
ヤドカリが2匹、目につく。
こういうのは観察木道からではまず見つけられない。
干潮時のマングローブに干潟には無数の生物が穴をあけて、気泡のはじける音が周囲を覆っている。
そこに身を置くよろこび。

わが龍宮は、マングローブにあり。

那覇空港のJALのラウンジには泡盛がある。
シークワサージュース、ウコン茶もあり、それぞれで割っていただく。

充実の龍宮の島となかまたち、ありがとう!


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