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岡村淳のオフレコ日記
     西暦2018年の日記  (最終更新日 : 2018/05/21)
3月27日(火)の記 MASP詣で

3月27日(火)の記 MASP詣で (2018/04/01) MASP詣で
ブラジルにて


今度のフマニタス行きは自分で運転ではなく、行きも帰りもバス旅だったのにどうも疲れが抜けない。
訪日まであと2週間、残務は山積みで崩れそう。

旅行保険の件で、エージェントに。
火曜はサンパウロ近代美術館:MASPが無料なので、それも抱き合せ。

アートを鑑賞する身心のゆとりがない感じだが。
ブラジルの誇る彫刻家アレイジャジンニョの特別展が開催中だ。
アレイジャジンニョは18-19世紀にミナスジェライス州で活躍した。
父はポルトガル人の建築家、母は黒人奴隷だったといわれる。
ハンセン病を患い、手の指を失いながらもノミを腕にしばりつけて彫刻を続けたとされる。

これまで何点か、彼の作品を見てきたが、鬼気迫るものばかりだった。
とくに聖金曜日のイエス像には、息を呑んだ。
人間の体のいたみを、これほどリアルに表現した彫刻。

さて、MASPには30点ほどの彼の作品が一堂に会しているのだが…
これ、ほんとに彼の作品?といった思い。
見る僕自身のブレかもしれない。
これなら、運慶の方がずっとすごいぞという思い。

せっかくなので上の常設展、地下の特別展も足だけ運んでおく。
地下ではマリア・アウシリアドーラというブラジルの女性の作家の展示。
いわゆるプリミティヴ系だ。
ほんの流し見だが、いい感じ。
かつてのブラジルの田舎の暮らしが画材だが、描くことのよろこびがあふれている感じだ。
ざっと彼女のバイオグラフィーを見ると、黒人系でブラジル北東部に生き、若くして大病を患い、亡くなったようだ。

羽毛をまとって森のなかで自画像を描く絵が、とってもよかった。


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