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岡村淳のオフレコ日記
     西暦2018年の日記  (最終更新日 : 2018/07/15)
3月31日(土)の記 聖土曜日の燭光

3月31日(土)の記 聖土曜日の燭光 (2018/04/02) 聖土曜日の燭光
ブラジルにて


寝違いだろうか、首が痛む。
パソコンの前に坐っているのも、ややしんどい。

夜は近くのチャペルへ。
カトリックでは今日は聖土曜日。
「復活の聖なる徹夜祭」が行なわれる。
ロウソク持参のことの由。
手ぶらでいくと、お箸のように細いロウソクをくれた。

堂内は消灯。
聖像類は撤去されてるか紫の布で覆われている。
処刑されて洞窟に葬られたイエスをいたむ。

司祭らの持参する灯をリレーして、それぞれのロウソクをともす。
穴居時代のアーカイックな記憶がうずく。

自分が救世主とあがめ、信じ、従ってきた人が、公然とあなどられて処刑されてしまう。
その絶望を想う。
今の祖国日本の政界の闇をも想う。

そして、想いもよらないひかりの復活。
キリスト教信仰の真髄がここにありそうだ。

創世記の朗読がこころに沁みる。
手にかかる溶けたロウソクすらここちよい。

かつてはまさしく深夜に行なわれたそうだが、ブラジルの都市部の治安はあまりに悪い。
夜10時過ぎにはお開きとなり、夜道を無事に帰り着いた安堵感はひとしお。


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