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岡村淳のオフレコ日記
     西暦2018年の日記  (最終更新日 : 2018/11/13)
7月1日(日)の記 茨城ミッション

7月1日(日)の記 茨城ミッション (2018/07/03) 茨城ミッション
日本にて


映画一本ぐらいの時間のささやかな睡眠で、ふたたび祐天寺を午前6時台に出家。
最安ルート:地下鉄とJR鈍行の乗継ぎで、土浦駅へ。
行ったことのないカトリック土浦教会の日曜のミサにあずかろうと思う。
ブラジルでも日本でも、知らない教会のミサに出てみるのが、最近の趣味となった。
この教会は月に一度、ポルトガル語のミサも行なっているようだ。
僕の最新作の舞台で、明日も訪問する予定の神立(かんだつ)にあるブラジル系児童の学童保育兼学習塾:キッズ&スクールも土浦市にあり、そのあたりも考えての早起き参上だ。

駅から徒歩15分あまり…
すでに灼熱状態で、けっこうバテる。
はじめての教会は、それなりに気をつかう。
概して日本のカトリック教会はブラジルに比べて排他感があり、フレンドリーさ、気安さが乏しいことがしばしばだ。
この教会は、炎熱のなかのシェルターのように大勢が集まっていた。

神父はアイルランド人で、聖堂にはフィリピン人らしい人たちが集まっている。
「ミサ次第」も日本語と英語のものが置いてある。
第二聖書朗読は英語で行なわれて、神父の説教も日本語と英語でほぼ同じ時間、行なわれた。

これは中規模以下の教会ではしばしばあるのだが、終了近くに「はじめてこの教会のミサに来た人を紹介します」というのがあった。
昨日のギャラリー古藤さんでのいち観客として参加した上映会で、いきなりふられてなにか話を、ということになった。
その前に自ら講師の横まで出てきた女性が、自分の海外旅行の飛行機での体験から中国人韓国人はなっていない、やっぱり日本人、と執拗に語って面食らっていた直後だった。
ご自身の父親の世代は、団体の飛行機旅行でアジアの買春ツアーに繰り出していたのをご存じないのかな。
そもそも僕は微妙な立場にいるので、誰に向けて何を話していいかもつかめず、醜態をさらしていた…
さて。
この教会ではフィリピン人らしい若い人が数名紹介されたが、僕は人として扱われなかったようで、やれやれ。

ミサ終了後、炎天のなか、近くの桜川まで行ってみる。
写真のネガを見るような、ぶっ飛んだ明るさ。
ブラジルマットグロッソ州の熱帯都市ロンドノポリスを流れるヴェルメリョ川を想い出す。

水戸に到着。
15時のホテルチェックインまで、駅前のミネルヴァさんで避暑と読書でも、と考えていた。
喫茶ミネルヴァさんでは拙作上映会もしてもらったことがあり、お店で販売している世界の雑貨も面白い。
あ、どうやら休業?
これまで何度も日曜の臨時休業にぶつかっている。
今日の理由は…
「子供を授かったため」とある。
最初は「子供を預かったため」と読み間違えた。

さて水戸は飲食店は多いのだが、日中開いている喫茶店を探すのがひと苦労なのだ。
今日もひと苦労、ふた苦労…
酷暑の水戸砂漠を彷徨、ミラージュのようなお店を発見。
店の名は、ZIN。
洋書が並び、明るくすっきりしたお店で、他客は誰もおらず。
「ゲイシャ」コーヒーをメニューに見つけてマスターに話しかける。
他の客が来るまで、話は尽きず。

さあ17時より水戸にのまえさんで『リオ フクシマ 2』の上映。
参加者それぞれから思わぬ、そして貴重なご意見をいただく。
はじめての母娘お二人が参加。
お嬢さんの方、こんな作品をきちんと見てくれている。
中学生ぐらいだろう。
「高校生かと思った」とおだてようと思った。
するとなんと小学生だというではないか!
この家族はブラジルやパラグアイで暮らしていたという。

今回の訪日のメインイベント、来週日曜日の水戸芸術祭映像部門のフィクサーらも来てくださった。
その関係者のコメントに度肝を抜かれて、また助けてもらった。
  


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