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岡村淳のオフレコ日記
     西暦2018年の日記  (最終更新日 : 2018/09/19)
8月21日(火)の記 小滝未満

8月21日(火)の記 小滝未満 (2018/08/25) 小滝未満
ブラジルにて


山の宿にて。
鶏舎が近くにあるのだが、意外と朝の鳴き声も気にならなかった。

バンガローの位置の高度と方角だろうか、携帯電話の電波は入らないが、wi-fi はよくつながる。
おかげで日本のいくつかの急を要する上映の手配のやりとりがスムースに進んだ。

宿泊客は、我々と若いカップルの二組のみ。
朝食後に、女主人が宿近くを案内してくれた。

このあたり一帯は谷になっている。
広大な敷地のなかに「滝」があるという。
女主人にだいたいの位置を教えてもらった。
近くに行けば音でわかるという…

カヌーイストでもあるアミーゴと、行ってみる。
行き止まりの池まで降りてみるが、それらしい音も道もわからなかった。

引き返しつつ、踏み分け道らしいのを見つけてたどってみる。
まもなく道らしきものはなくなり。
カヌーイストは慎重を主張、引き返す。

行きは見落としていた、ハキリアリの通路よりしっかりした感じの小径らしきものを発見。
回廊林に続いているようだ。
やれやれ、これか。
拙作『リオ フクシマ 2』のクライマックスの空気。

「滝」というのは細流の1メートル足らずの段差だった。
それでも周囲は湿潤な微気候をかもしだしている。
木性シダなど、大西洋森林特有の植物も看取できる。
ベニテングタケとまではいかないが、デザインが目を引くキノコも。
岸辺の岩場には、石器時代までさかのぼらないかもしれないが、ヒトが刃物を研いだとみられる痕跡もみられる。
ここに来れただけで、僕は満足。

帰りののぼり、冬なれど日中の日照りと乾燥期の渇きがきついけれども。
ちなみに、バンガローの至近でツノゼミとアリの共生シーンも発見。
今回のアミーゴは、あのリオにお連れしたグループよりずっとこういうのに興味を持ってくれた。

この土地40年という宿の夫妻らにあの「滝」の名前、せめて細流の名前はないかと聞いてみるが、ないという。
そろそろ名付けましょうよ、と提案。
宿を開けてまだ10か月の由。
どうりで今までの検索でこの宿はひかっからなかったわけだ。

やれやれ、またサンパウロか。


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