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岡村淳のオフレコ日記
     西暦2018年の日記  (最終更新日 : 2019/01/04)
11月1日(木)の記 思い出酒場

11月1日(木)の記 思い出酒場 (2018/11/04) 思い出酒場
ブラジルにて


日本各地にメール大発信作戦展開中。
当地の明日は「死者の日」の休日で、3連休状態に入る。
訪日土産買い出し作戦では、思わぬ定番の品が払底していたり、苦し紛れに面白いものを見つけたり。

家族の祝い事もあり、イザカヤに行ってみることにした。
日本からの駐在員のご夫人で、かなりグルメ巡りをしているらしい方に教わったお店。
グーグルマップだと、わが家から徒歩でも23分。
その名も「思い出酒場」。

店のフェイスブックのページがあり、昨晩、予約のメッセージを送ったが返信なし。
(ちなみに予約希望時間が過ぎてから、予約できないとの返信あり。)
店に電話をするが、18時開店で17時になっても応答なし。
17時を過ぎてからようやく電話がつながる。
18時15分に予約すると、19時20分までに店を出るなら受け付ける由。
家人からクレームを被りそうだが、予約を入れる。

さて時間にたどり着くと、まだ誰も客がいないではないか。
19時近くになると、満席気味。
次に予約していた客がキャンセルしたとかで、まだいてもいいよということになる。

カウンターにファミリー3代で来たとみられる日系の一行。
メニューには日本産の日本酒のほかに焼酎も数種類ある。
一行の老人が「焼酎のお湯割り」とオーダーしても非日系の店員に通じない。
老人がポルトガル語で頼んでも、そもそも「ショーチュー」を店員が理解していないのだ。
日系の店員が呼ばれる。

メニューに日本語で「たまし酒」とある。
ポルトガル語の説明を読んでもわかりにくく、店員にきくと3種の日本酒を選べば、そのうち高い方の2種の値段で飲めるという。
「ためし酒」ということらしい。

経営は日系人とのことだが、すでに日本語がコントロールできていないのがうかがえる。
日本ならそこいらの駅の近くに居酒屋などいくらでもあるが、こちらとなるとこれが人気店。
思えば、僕がブラジルに来たばかりの頃、35年近く前には東洋人街に何軒ものいわば居酒屋があった。
先輩ディレクターが連日、これらのハシゴを繰り返し、太鼓持ちとしてお付き合いした。
その頃の経営はずばり日本人一世。
まさしく一世代以上の隔世となった。

焼き鳥をだいぶ頼んだ。
わが子らに、日本では串に刺してあるのを箸でばらして分かち合うのが是か非かでネット上で盛り上がった、といった話を披露する。


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