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岡村淳のオフレコ日記
     西暦2018年の日記  (最終更新日 : 2019/01/04)
11月18日(日)の記 高輪→横須賀→黄金町
どこに在っても私は私

11月18日(日)の記 高輪→横須賀→黄金町どこに在っても私は私 (2018/11/22) 高輪→横須賀→黄金町
どこに在っても私は私

日本にて


さあ今日の欲張りスケジュールを無事こなせるかどうか。
大切な上映会にダメージなしに。

カトリック高輪教会で江戸の殉教者祈念ミサというのが行われるのを知った。
キリシタンの殉教というと長崎ばかりに目が行きがちだ。
ところが日本中各地に、あるある。
わがおひざ元の東京:江戸だけでも1000人近くが処刑されているのだ。
その嚆矢となる、1623年に50人近くが処刑された日にちと場所にちなんでの祈念ミサだ。

祐天寺裏の実家から、歩いて行ってみることにする。
はじめての道を行く、あの気持ち。
この教会にはキリシタン関係の資料展示もあるようだが、今日はお預け。

殉教ミサのあとは、モモエチャンのシマに向かわねばならない。
横須賀美術館での『矢崎千代二展』へ。
パステル画家として知られる矢崎は1930年代に移民船に乗ってブラジルに渡っている。
移民船の情景からサンパウロ州奥地のコーヒー園、アマゾン河流域に至るまでをパステル画に遺している。
今日は矢崎を研究する京都の横田香世さんの講演がある。
縁あって僕は京都で横田さんにお会いして、矢崎の南米関係の作品の画像をひと通り拝見している。
ベテランの先生の、心のこもった丁寧な授業を受ける感じ。
「どこに在っても私は私」は横田さんの講演からいただいた矢崎をあらわす言葉。
展示では、矢崎の初期の作品に驚く。

さあ横須賀カレーを食べてみたいが時間がない。
おっとり刀で、横浜若葉町へ。
大道焼肉師にして伊豆大島冨士見観音堂守の伊藤修さんと茶飲み話。

ついで横浜パラダイス会館にて上映。
現地女性のつくったアマゾン料理フランゴ・ノ・トゥクピに舌鼓を打つ。
今日の上映メニューは『大アマゾンに賭ける日本人青年ボランティア』と『未来のアミーゴたち』。
蔭山キュレーターはこの逆の順の上映を想定していたようだが、この順番にしてもらった。
そうして、よかった。
『未来のアミーゴたち』の触媒効果には驚いた。
まず蔭山ヅルさんがご自身の行なうこの場での多国籍児童のお世話をめぐる深刻な状況を語る。
ついで伊藤修さんが、一世代前からブラジル生まれの子らを日本で育ててきた、いまに続く苦闘を語る。
いずれも、余人はコメントも加えられない迫力だった。


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