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岡村淳のオフレコ日記
     西暦2019年の日記  (最終更新日 : 2019/04/17)
2月9日(土)の記 アート会場という聖域

2月9日(土)の記 アート会場という聖域 (2019/02/17) アート会場という聖域
ブラジルにて


日本のアミーゴがサンパウロに到着する日。
明日からみっちりお付き合いすること等々から、空港への出迎えは勘弁していただいた。
ホテルに到着してひと息ついたらご連絡を、ということにしてあったが、正午を過ぎても連絡はない。

フライトは午前7時前に到着していると確認。
宿に電話がかかりにくいが、まずは本人もホテルにチェックインしていることを確認して安心。

とりあえず宿に向かい、近くでフェイジョアーダをともにいただく。
僕は来週の講演の準備も兼ねて、今日中にトミエ・オオタケ文化センターでの展示を見ておきたい。
ちょっと歩くが、近くにアミーゴが希望する楽器屋もあるので、ご案内。

トミエセンターでは三つの特別展を開催中。
Pedro Moraleida という1999年に22歳で夭折したというブラジル人アーチストの作品がすごかった。
16歳未満の児童にふさわしくない内容があると入り口にあり、親子連れできた観客が監視員に止められていた。

なるほど。
トイレの個室の落書きにあるような性的なテーマが主。
それと聖が混交。
日本のアミーゴも、びっくり。

僕は、爬虫類との獣姦が描かれているのにびっくり。
しかもヒトの方は、聖職者。
獣の方は、トカゲかワニだろうか。

獣姦のお相手は、ほ乳類ぐらいかと思っていたが。
アマゾン地域でイルカを強姦するという話を聞いているが、これも哺乳類。
そうか、鶏姦があったか。
想えば事実に基づいているかどうかは疑問だが、日本の神話などではヘビとの交わりを象徴する話が少なくない。

アミーゴの疑問は、こうした絵を宗教側が怒らないかという点。
教会の壁にでも描かれれば、問題になることだろう。
立ち入り制限のない公共の場に掲げてほしくない絵でもある。

しかしそれをアートという聖域が守っているのだな。
祖国では現政権に美術館がソンタクする事例を身近に聞いていて、彼我の落差には目まいがしそうだ。


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