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岡村淳のオフレコ日記
     西暦2019年の日記  (最終更新日 : 2019/06/18)
2月19日(火)の記 アマゾンの水銀汚染と闇の力

2月19日(火)の記 アマゾンの水銀汚染と闇の力 (2019/02/22) アマゾンの水銀汚染と闇の力
ブラジルにて


アマゾンの水銀汚染についての拙作3本を一挙上映するのは、京都のカライモブックスさんでの上映以来である。
3月に八年目の春を迎える日本の原発事故を見据えて今回、学芸大学での上映を決意した次第。
その上映のための素材を、マスター扱いのテープからパソコンに取り込んで作成。

こちらは後年、作成した『山川建夫 房総の追憶』ほどの素材の問題はなく、いくつかのデジタルな画面フリーズ現象の対症療法のみでなんとかなりそう。

1992年、この最初の作品に取り組んでいた頃を想い出す。
この問題に取り組み始めたのは、1980年代の終わりにさかのぼる。
アマゾン川流域の水銀汚染問題を探っていくと、水銀を用いて採集した砂金の密輸出問題と、それに伴なう麻薬や銃器などの密輸入問題も浮かび上がってくる。
これはエスタブリッシュメントも絡んだ、闇のアンタッチャブルの領域といってよかった。
日本企業の深刻な関与もあった。

僕の存在など吹けば飛ぶどころか、吹かなくても消えてしまうようなものだが、家族にまでとばっちりが及ばないことばかりを懸念した。
「闇の力は恐ろしいですよ。気をつけてください。」
当時、フマニタスの佐々木治夫神父からこんな忠告を何度かいただいたことを想い出す。

佐々木神父が近年、僕に繰り返して語るのは、
「まずしい人たちのための仕事は、必ず神さまが助けてくださる。」
当時は、「闇の力」だった。

さて、僕が最初にフマニタスを訪れたのは1994年と記憶する。
それ以前、1980年代の終わりにはサンパウロ州で佐々木神父にはお会いしている。
1992年に、まだフマニタスにおうかがいしていないのにこんなアドバイスをいただくような関係になっていたということだろうか。

僕以外には、どうでもいい問題だろうけど。
ブラジル以上に、祖国に充満する闇を憂いつつ。


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