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岡村淳のオフレコ日記
     西暦2019年の日記  (最終更新日 : 2019/03/24)
2月20日(水)の記 『家族の事情』

2月20日(水)の記 『家族の事情』 (2019/02/22) 『家族の事情』
ブラジルにて


是枝裕和監督の映画は、何本か国際線の機中で見ている。
これも今度の飛行機で流れているかも…

あてにならないし、ぜひ見ておきたい。
ブラジル人観客の反応もみておきたいし。

ポルトガル語タイトルは『ASSUNTO DE FAMÍLIA』、「家族の事情」といったところだろうか。 
『万引き家族』である。

ブラジルの映画館では、同じ作品でも毎週、上映時間が変わるのがしばしば。
映画館に向かう途中にそれに気づき、ついでに訪日土産の買い物をしてからいったん出直す。

パウリスタ地区のシネコンで、平日の夕方の回。
すでに封切り後、数週が経っているが、そこそこの入り。
日系人の家族を散見。

本編開始。
やたらに音量が低く、最前列近い僕にも日本語のセリフが聞き取れない。
映写技師の手違いを疑う。
他の観客はポルトガル語の字幕を見ているから、あまり気にならないかもしれない。
僕も日本語のセリフをポ語字幕で確認。

そもそも静まり返ったシーンの多い映画で、場内も静まり返っている。
いくつかの笑える部分は、字幕で観客から笑いが取れている。

東京の下町の雑然とした老朽家屋で老若男女の「家族」が暮らすのだが、不快感より懐かしさを強く感じてしまう。
「寅さん」以降の山田洋次監督が描く現代日本の「家族もの」を見ていて不足を感じていたものが、この作品で補われている。

それにしても、予断を許さないストーリー展開。
すごい作品を見てしまった。

夜のとばりのパウリスタ地区は豪雨ではないか。
カフェと映画の余韻をすすって小やみになるのを待つ。


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