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岡村淳のオフレコ日記
     西暦2019年の日記  (最終更新日 : 2019/06/18)
3月29日(金)の記 砂器発掘

3月29日(金)の記 砂器発掘 (2019/04/02) 砂器発掘
ブラジルにて


昨晩はサンパウロの我が家に戻って、家族4人での夕食の後、寝込む。
深夜に覚醒。

日本の国内大巡礼を終えてからアマゾン買いしたDVD『砂の器』を鑑賞。
何年ぶりだろう。
わが節目の映画。

想い出すこと、新たに気づくこと。
1974年の公開だが、とにかく登場人物が、男も女もよくタバコを吸う。
当時は映画館の空気もタバコでひどく汚染されていたなあ。

モリケン扮する吉村刑事は、国鉄の列車内で週刊文春を読んでいた。
小説『砂の器』は読売新聞での連載が初出で、単行本はまず光文社で出された。
当時の松本清張と文春の関係への忖度だろうか。

鎌田のトリスバーのジュークボックスの左端に桜田淳子らしい顔写真のシングル盤のジャケットが。
当時、桜田淳子は松竹のプログラムピクチャーに出演していたな。

「乞食」の父子という設定が、黒澤明の『どですかでん』に通じる。
どちらも強烈。
ちなみに『どですかでん』は1974年の公開。

公開時には岡山の施設のシーンに字幕があったような記憶があるが…
映画のなかでは丹波哲郎扮する今西刑事が「らい病」という言葉を一回、発している。
最後に字幕では「ハンセン氏病」とされている。
調べてみると、日本で「ハンセン氏病」が「ハンセン病」とされたのは1983年の由。

この映画の最後の字幕は、公開当時の高校2年生の僕にもはっきりとした意味がとりにくかった。
45年経ったいまでも意味がとりにくい。

ツッコミどころがあまたあるのだが、愛すべき映画。
それにしても、殺さなくたってよかったのにねえ。


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