移民百年祭 Site map 移民史 翻訳
岡村淳のオフレコ日記
     西暦2019年の日記  (最終更新日 : 2019/08/21)
6月11日(火)の記 見納め環境映画祭

6月11日(火)の記 見納め環境映画祭 (2019/06/13) 見納め環境映画祭
ブラジルにて


今日は、一日断食。
午前中は自宅で映像編集。
拙作『狐とリハビリ』の手直し。
冒頭に、いったい何者がなにゆえにこの映像を記録して見せようとしているのかを字幕で加えてみることにした。

サンパウロで開催中の国際環境映画祭は、明日まで。
明日は用事が入ったため、今日が見納めだ。
水筒にお茶を入れて、3プログラムに挑戦。

一本目は英題『Survivoes』、アフリカのシエラレオネが舞台。
エボラ出血熱の流行で非常事態宣言が出されたシエラレオネで、牧師でもある映像作家が、発症者と家族、そして看護師たちの活動を記録していた。
その映像を欧米の映画人たちが結集して映画にしたもののようだ。
登場人物も撮影者も生死にかかわる深刻な事態が映し出されているだけに、息を呑む。

二本目は英題『Istambul Echoes』、カナダとフランスの製作。
イスタンブールの路上の商人たちを長年にわたって記録。
ムール貝売り、菓子パン売り、カーテン売り。
はじまりの映像ではエキゾチシズムと懐かしさを感じて、今後の訪日でトルコ航空を使って、ストップオーバーをしてみたくなるほど。
しかし当局の強引な都市近代化生活で、路上商は追い立てられて締め付けられていく。
見ている僕も苦しい。
それにしてもムール貝だと思うが、あれを路上で食べてみたいものだ。

河岸を変えて三本目、今年の僕の締めに選んだのはポルトガル語題『Agricultura Tamanho Família』、訳すと『家族規模の農業』。
広大なブラジル各地での家族農業を紹介。
西暦2014年完成のこの映画のデータによると、ブラジルで家族農業と企業的大農業を比較すると、
農業人口比では85:15、
農地面積の比は25:75、
そしてブラジル国内での食糧は70パーセントが家族農業に依っているという。
アマゾン水系、半砂漠地帯、ヨーロッパ系の多い南部と、多様極まりないブラジル各地の小規模農家がプロパガンダにおちいらない視点で紹介される。

僕自身のこちらの農地改革の記録をどうするか。
ああ、まずは富山妙子さんプロジェクト。
こちらの実家がらみの記録も早くなんとかしないと。
炭鉱離職者も、橋本梧郎先生も、松井太郎さんも鹿児島で撮ってきた映像もありあり…


前のページへ / 上へ / 次のページへ

岡村淳 :  
E-mail: Click here
© Copyright 2019 岡村淳. All rights reserved.