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岡村淳のオフレコ日記
     西暦2019年の日記  (最終更新日 : 2019/09/15)
6月29日(土)の記 黒澤明の森

6月29日(土)の記 黒澤明の森 (2019/07/01) 黒澤明の森
ブラジルにて


深夜、眠れず。
もうすぐ訪日だから、どうせ体内時計ははちゃめちゃになる。

自分の映像編集作業もあり、DVD鑑賞は控えていたが、気になるのを見ちゃおう。
黒澤明監督『虎の尾を踏む男達』。

これを劇場で見たのは、40年以上前になるかな。
銀座並木座あたりだったろうか。
黒澤映画ということで必須として見たのだが、なにせ台詞からして聞き取れず。
プリントの状態もよくなかったと思う。
あまりいい印象はなかった。

さてさて。
おお、冒頭から字幕による説明が何カットも続く。
僕が今、富山妙子シリーズで用いている手法ではないか。
そして字幕があけると、森のシーンだ。

黒澤明の、森!
すぐに浮かぶのは『羅生門』。
そして勝四郎が村の娘を追いかける森、『七人の侍』。
それを反芻するような『八月の狂詩曲』の森。
狐の行列が進む『夢』の第一話の森。
『蜘蛛巣城』の老女の森、などなど。
ちょいとした論文でもひねれそうなテーマかもしれない。

そして、ラストシーンの、あの雲。
実写か、書割か。
大日本帝国崩壊を股にかけて、こうした映画をつくっていたという事実が圧巻。


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