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岡村淳のオフレコ日記
     西暦2019年の日記  (最終更新日 : 2019/09/15)
7月12日(金)の記 羅秀夢をみた

7月12日(金)の記 羅秀夢をみた (2019/07/19) 羅秀夢をみた
日本にて


目覚ましを仕掛けた時刻より、だいぶ早く目覚めてしまう小心者。
やるべきことはいくらでもあるので、助かった。
荷物を引きずり、始発のバスで目黒駅へ。

宿命の巡礼上映のはじまり。

品川駅からひかり、さくら号を乗り継ぎ、福山駅へ。
ブックギャラリー『羅秀夢』のオーナー、池田さんが出迎えてくださる。
https://lashumabp.jimdo.com/

池田さんは在高槻の水戸喜世子さんのご紹介で、さる5月の高槻での拙作上映会にお越しくださった。
その際、お話ししてぜひ羅秀夢さんにお邪魔してみたくなった。
こちらの勝手な中途半端な時間にご案内いただき、恐縮する。
福山については、なんの予備知識も仕込まないでいた。
車中の池田さんとの会話で、あの山田洋次監督のロードムービー『家族』の工業都市だったと知る。
まずは『崖の上のポニョ』などで知られる鞆の浦にご案内いただく。
瀬戸内のいくつかの場所の記憶がよみがえる。
海むこうは、ブラジルの義母の生地だ。

池田さんご自身の歩み、そしてお店の由来の話がまことに面白い。
ぜひご本人に聞かれるとよろしい。
池田さんの生家を巧みに活用して、絵本とアート作品がゆったりと並べられた羅秀夢さん、もう動きたくなくなる心地よさ。
金欠状態の旅のはじまりだが、ついあれもこれも買ってしまう。
いずれもかさばらないもので助かった。

福山駅から岡山駅に逆走して、赤穂線に乗り換え。
邑久(おく)駅で鳥取からの川口探険隊長と無事合流。
まずは明日の上映会場、国立ハンセン病療養施設の長島愛生園の下見。

恥ずかしながら、今回、知ったこと。
長島には国立のハンセン病療養施設がふたつあること。
映画『砂の器』に登場する岡山の慈光園はフィクションの存在であること。

僕には今回の上映に至るプロセスがよくわかっておらず、発起人の川口さんにお任せしつつ、少しずつ合点をいかせていく。
園内にある歴史館をざっと見て、川口さんが親しくしている入居者の方のお住まいを訪ねる。
ご夫妻の世代のせいか、わが祖父母のことを想い出す。

川口隊先鋒隊のメンバーで、長島を見やる本土側の「岡山いこいの村」に宿泊。
大浴場からも「橋のない島」だった長島が望める。
冷夏とはいえ、多島海の緑は濃く、ブラジルの海岸山脈と地続きのようだ。

かつて日本の別のハンセン病療養所での上映で、ありえてほしくない事態が生じている。
明日の発言などを、今日入手した資料などをチェックしつつ慎重に検討する。


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