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岡村淳のオフレコ日記
     西暦2019年の日記  (最終更新日 : 2019/12/02)
8月15日(木)の記 日本のいちばん長い日のメキシコ

8月15日(木)の記 日本のいちばん長い日のメキシコ (2019/08/22) 日本のいちばん長い日のメキシコ
メキシコにて


メキシコはじめての朝を迎える。
眠りは浅い。

ホテルは朝食込みだと聞いていたように思うが…
220ペソ、邦貨約1300yenのビルがテーブルに置かれてビビる。
朝飯に祖国で牛丼を4杯くえるような金額を!

まあ高級ホテルだし、それぐらい取るだけのことはある。
フレッシュジュースのなかにはフルーツ混じりの青汁もある。
トスターダス、チチャロンなどのこっち系の食べ物に加えて朝から牛肉、鶏肉料理など昼のおかずのメインになりそうなあったかい料理もある。
(ちなみに、あとで朝飯はビルにサインをしてチップを置けばよいと知る:チップの金額で庶民の朝メシがくえそうだが)

ロビーで知人らと出会い、シンポジウム会場のエル・コレヒオ・デ・メヒコまで歩く。
今回の国際シンポジウムのテーマは「オーディオヴィジュアルメディアと日系移民」。
まあ、僕にはうってつけだが、よくも僕のような権威とは無縁の いち移民を招いてくれたものだ。

発表は基本的にスペイン語オンリー。
僕には、スペイン語を話しているのだなということぐらいはわかっても理解とは程遠い。
僕の登壇の際には通訳を用意してくれるという。

昼食前にその彼がやってきた。
源(げん)さんというメキシコ生まれの日系二世の成年だが、日本のナミの大学生以上の日本語を解するのでびっくり。
彼の語る両親祖父母の歩みが面白い。
メキシコの先住民の村を訪ね歩いて日本製の針などを行商していた日本人がいたなんで、ぞくぞくする。

今日の愚生の公務は『Relato familiar』というメキシコで写真展を営んでいた日本人を主人公とする短編映画のコメンテーター。
この作品はオンラインで送ってもらっていたのをすでに試写していたが、2度見ても面白かった。
他人様の作品についてどのあたりまで話したらいいのか。
僕を呼んでくれた方のメンツをつぶさ汚さないようにしないと。

今日はカトリックでは聖母マリアの被昇天の祝日。
わが祖国では「日本のいちばん長い日」と言われています。
…といった調子で岡村のコメントは始まる。

冗長にならないように、かつ面白く…
他が追随すべくもないネタを提供してみたつもり。

いやはや、他人様へのアカデミックな、しかも異国での話というのはなんだか疲れた。
会場の後ろにぺちゃんと座れる壇上スペースがあり。出番が終わるとここにしゃがみ込む。

終了後、有志でどこかに食べに行きましょうといっているあいだにスコール到来。
ちりぢりになる。
ブラジルから来た知人、コロンビアからの邦人研究者とともに、僕が昨晩見つけておいたオリエンタル風レストランへ。
外見と違った高級な店で、システムもよくわからないが、とにかくオプションがないので。

さあ明日はわがメインイベントだ。
武者震い。


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