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岡村淳のオフレコ日記
     西暦2019年の日記  (最終更新日 : 2020/01/06)
11月25日(月)の記 教皇突破

11月25日(月)の記 教皇突破 (2019/12/08) 教皇突破
日本にて


さあ、この日が来た。
朝から東京駅へ。
新潟から上京したアミーガと落ち合う。

彼女はぜひコピーを取りたい資料を持参していた。
お借りして近くのコンビニへ…
コンビニをハシゴするが、スペースの関係だろう、このあたりのコンビニにはコピー機がない…!
あてもないまま地下から地上へ。
ふと見た近くのビルの表示を見ると、地下にコピーサービスがあるようだ。
奇跡。
高品質、安価で複写できてしまった。

彼女と別れてから、銀座のキリスト教専門書店に向かう。
と、東京駅構内で車椅子のお年を召したシスターが困っている様子。
いったん通り過ぎるが、Uターン。
「シスター、お手伝いできることはありますか?」

今日は午後から東京ドームでローマ教皇フランシスコのミサがある。
彼女は静岡から出てきたが、ミサはあきらめて新幹線で戻るところだという。
すでにJRに列車の指定とサポートを頼んであるとのことで、その待ち合わせの場所までお連れする。
こんなに感謝されて、こちらこそ感謝である。

東京駅→銀座→東京ドーム。
そもそも東京ドームになってから中に入るのは初めて。
日本の人口の0.5パーセントにも達しないカトリック信者だが、これだけ集まるとスゴい。

ミサの入場券は抽選制で、僕は知人に頼んでいたが落選。
ところが思わぬ「中央」の枠で入場可能となった。
「そのかわり」があるのだが。

僕は先ほどお会いしたシスターのような、このミサに参加したくても参加できない人の側にあるべきではないか?
悩みながらの参加だが、参加して、僕以外の人には気づきにくい、言いにくいことを伝えるミッションがあるのではと考えるようになった。

たとえば、このミサで最初に読み上げられた聖書はなんとポルトガル語で、「創世記:Gênesis」だった。
ちなみに日本で取材プロセスのドキュメンタリー映画が公開されたブラジル人写真家、セバスチャン・サルガドのあの労作のタイトルも『Gênesis』だ。

9月のバチカンで見た教皇は芥子粒ぐらいの大きさだったが、東京ドームではいちばん接近した時で胡椒粒ぐらいか。

もうこの国で、これだけの規模のミサはありえないかもしれないと思うと、感ひとしお。


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