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岡村淳のオフレコ日記
     西暦2019年の日記  (最終更新日 : 2020/01/06)
12月5日(木)の記 松山の幸せ

12月5日(木)の記 松山の幸せ (2019/12/16) 松山の幸せ
日本にて


京都のアミーゴがぜひ会いたいと連絡をくれた。
列車の出発まで、京都駅地下のイノダコーヒーで談笑。
トイレ事情が悪く、日本の女性の苦痛をささやかながら身をもって痛感。

松山を目指す。
岡山からの特急は、アンパンマン列車だった!
昨夜の懇親会に参加してくれた2歳児がアンパンマン好きだった。
スマホ撮りして親に送る。

先日、目黒の教会でもらったお知らせに司祭がアンパンマンにちなんで書いていた。
2000年間、自分の体を与え続けている男について。

松山は日帰りで何度か訪ねている。
だが松山城と道後温泉を案内してもらった程度で、土地勘もない。
まず宿に荷物を置こうと思うが、市電を乗り間違えてしまった。
いやはや。

松山市駅で降りて、お目当ての愛媛県美術館が至近なので荷物を引きずって歩く。
開催中の千住博展をみるのが今回の四国ミッション。
あ、初期にトンボも描いていたことは見逃していたな。

「えひめの障がい者アート展」というのも開催しているので、見てみる。
こちらは観客より受付スタッフの方が多い。
気に入った作品三つの番号を書いてくださいと紙を渡されるが、なかなかむずかしい。
相当数の作品で、僕の琴線に触れるものを三つに絞るのはたいへん。
さまざまな障害をもつ人の作品のようで、それぞれの作者がどんな障害をもつのかはわからない。
スタッフが来て解説をしてくれるが、少しでも話をうかがうとずっと面白く深く鑑賞できる。

いかにも入社したてな感のあるスーツ姿の女性の全国紙の記者の取材を受ける。
他に観客もおらず、よりによってヘンなのが引っ掛かって、お気の毒。
いくつかの作品の前で、写真用のポーズ。

さああとは宿に行くだけだ。
美術館併設のカフェで千住作品にインスパイアされたというドリンクをいただきながら、資料類の整理。

ネットで格安かつ温泉付きの宿を予約していた。
この美術館は松山城をいただく勝山の南西にあるが、ホテルは北にある。
すこし松山のトポグラフィーがわかってきた。

宿はずばり勝山の北斜面の真下。
斜面の植生が迫ってくる絶妙な場所なり。
温泉は奥道後温泉から4キロ以上のパイプで送られてきているという。

屋上の露天風呂、3階の大浴場ともにアットホームな広さ。
延々歩いてきたときも閑散としていたが、フロントで聞いても近くにこれといった食べ物屋はないという。
いっぽうホテルのレストランで1500円の夕食バイキングがある。
今日はアルコール類、飲み放題!の由。
8時までだ、急げ!

土木作業で泊まり込んでいる風のおじさんたち、経費節約型のサラリーマン諸氏、旅慣れたガイジン客らに混じる。
麦焼酎2杯、芋焼酎1杯のしあわせ。

部屋に、虫が入るので窓をあけないでくださいの注意書き。
虫を寄せたい、入れたい客もいる。
すでに蛾の一匹とて飛来しない季節なれど。

このホテルは、当たりだったな。
入湯瞑想のしあわせ。
大衆の喜び。





 


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