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岡村淳のオフレコ日記
     西暦2020年の日記  (最終更新日 : 2020/06/30)
3月1日(日)の記 ヴェルメリョ川は見ていた

3月1日(日)の記 ヴェルメリョ川は見ていた (2020/03/16) ヴェルメリョ川は見ていた
ブラジルにて


ホテルで朝食後、溝部さんのところへ。
よく休んでいた。

今日の昼のバスで出発予定。
徒歩圏のヴェルメリョ川まで行ってみることにした。
昨夕、そして一昨日も豪雨があり、水かさがぐんと増している。

レンガを溶かしたような赤褐色の水がミルクココアのような粘性をたたえて力強く流れていく。
日曜のせいか、ほとりで流れを見やる市民たちが少なくない。
竹竿をたらしている男たちもいる。
おう、ほとりにタケが生えているではないか。
下方は浸水。

もう30年以上前だ。
溝部さんの所有する船外機付きのボートで溝部さん、昨日ひさしぶりに再会したアドンとともにこの川を下って、岩絵遺跡を踏査した。

溝部さんは、眠り続けていた。
二泊三日の滞在で、話ができたのは初日の夕方のみだった。
手を握って、暇乞い。

バスターミナルにて。
1時間以上の遅れ。
マットグロッソの州都クイアバを起点とするバスだと思っていた。
到着したバスは、アリプアナからとある。

アリプアナ!
マットグロッソのまさしく奥地のはずだ。
故・豊臣靖ディレクターがインディオ・アリプアナ族を取材している。
数ある豊臣さんのアマゾン「裸族」モノのなかでは地味な作品で、よく内容を思い出せない。
豊臣さんの取材から40有余年を経て、アマゾン先住民の地はサンパウロと結ぶエグゼクチヴバスが通うようになった。
昼食タイムで降りてくる乗客には、先住民系の人は皆無のようだ。

やれやれ、とにかくバスは発車。
溝部さんに会えたという喜びより、もっと早く何度もうかがうべきだったという反省がまさる。


  


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