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岡村淳のオフレコ日記
     西暦2020年の日記  (最終更新日 : 2020/07/10)
4月22日(水)の記 缶汁、飲んでますか

4月22日(水)の記 缶汁、飲んでますか (2020/04/22) 缶汁、飲んでますか
ブラジルにて


その日の朝昼晩の献立、買い出しの品物があるかどうかを前日に検討して書き出しておくのがサンパウロでのコロナ巣ごもり中の日課となった。

昼か夜に味噌ラーメンをつくろう。
先週の味噌煮込みうどんの汁が残っているので、これを戦艦を空母に改造するように…
冷凍してあった豚リブを解凍してダシをとるつもり。
少し解凍してからニオイをかぐと、さすがにヤバい感じ。
うーむ、捨てましょう。

さあ困った、コンソメと中華だしの素、根コンブにベーコンあたりの混成でフォローするか。

最近、たしかツイッターで流れてきた画像でアラブあたりのイケメンの富豪が「俺ぐらいの金持ちだと○○○○…」の○○にセリフを入れるのがあった。
「桃缶の汁を飲まない」というのがあって、桃缶とはさして縁がないが気に入っていた。

昼は中華風オジヤとして、味噌ラーメンは夕食に。
決死の買い出しでブラジル製の生ラーメンも買ってきた。
トウモロコシの缶詰はわが家に在庫あり。

開缶…
あふれる汁。
家人の目がないのを見計らって飲む。
美味!

第二次大戦末期、硫黄島の闘いで生還をとげた旧日本軍兵士の手記を思い出す。
飢えと渇きと敵襲の極限状況。
戦野にアメリカ軍のグリンピース缶が置かれているのを見つける。
日本兵をおびき寄せるワナだろう。
もう殺されてもいい、兵士は缶を開けて汁を飲んだ。
筆舌に尽くしがたいよろこび。
そして、アメリカ軍の攻撃はなかった。

缶詰の汁は合成物質だらけだから捨てること、という忠告を目にする。
缶汁を捨てるぐらいなら、はじめから缶詰を使わなければいいと思います。

  


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