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岡村淳のオフレコ日記
     西暦2020年の日記  (最終更新日 : 2020/07/10)
4月30日(木)の記 四月のつごもり日記2020

4月30日(木)の記 四月のつごもり日記2020 (2020/05/01) 四月のつごもり日記2020
ブラジルにて


ほんとうの自分をさがす旅に出るにせの自分もいとしき四月

有沢螢「虹の生まれるところ」


まだ四月のうちに、まさしく偶然にこの詩(うた)に出会った。
在ブラジルの、齢90代の日本人シスターからいただいた『福音宣教』という硬い雑誌の2017年4月号。
サンパウロでのコロナ巣ごもり中に雑物の山をいじっていて、この雑誌が束で出てきた。
こういうのをあっさりばっさり捨てられないこちらの性質を見抜かれていたか。

僕が短歌にピンとくることなど、まさしく稀有のことだ。
さっそく検索してみるが、有沢螢さん、もっと読んでみたい。

四月といえば。
五木寛之さんの『四月の海賊たち』という短編があった。
僕が五木さんを読み始めたころに文庫本が出た。
日本で海賊放送を行なう若者たちの話だ。

そしてサイモンとガーファンクルの、
『四月になれば彼女は:April Come She Will』。
いまだに歌詞の全貌を把握していないが、想うだけで胸キュンというのになってしまう。
これはこれで検索していくと、驚きの広がりがあるではないか。

いま、過ぎゆく四月を想うと。
ブラジルのサンパウロではとくにとらえどころのない、秋への移行。
これは毎年ずれるが、イースターか。
通常は卵型のチョコレートのプレゼントが錯綜するが、今年はばったりだった。

新しい上履きのにおい。
これは意外な記憶がよみがえってきた。
日本生まれ日本育ちとしては、四月といえば新学期。
わが実家の新学童は、世界史的事件のなかのこの四月をどう過ごしたことだろう。



  


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