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岡村淳のオフレコ日記
     西暦2020年の日記  (最終更新日 : 2020/08/07)
7月8日(水)の記 ブーバの恋人

7月8日(水)の記 ブーバの恋人 (2020/07/08) ブーバの恋人
ブラジルにて


昨晩、通しで鑑賞した写真集の作家について調べてみる。
Edouard Boubat という写真家で、フランスのPHOTO POCHEシリーズの一冊。
恥ずかしながら未知の写真家だったが、このポケットブックと学芸大学の流浪堂さんで出会った。

見どころたっぷりの流浪堂さんだが、とくに写真集と美術本の刻々と変化するラインナップが蠱惑的。
さて、フランス語系らしい名前の読みと日本語表記がわからない。
調べてみると、エドゥアール・ブーバと表記されていた。
おや、日本では写真集が刊行されていないどころか、そもそもあまり知られていないようだ。

このブーバの写真には何度も息を呑んだ。
まずは冒頭のLellaという西暦1947年の女性の写真に感動。
僕がヘンタイなのかとも思ったが、日本語のウエブサイトでもこの写真と女性に言及されていて、なにやらホッとする。
ブラジル、メキシコ、中国…
この本にはないが、日本を撮ったものもあるようだ。

ブーバの写真は、こりゃあかなわない、と感じるよりも、この瞬間なら僕にも出会えて撮れる可能性があるかも、と思わせてくれる。
他人に、ここまで向き合って、踏み込んで、カメラとレンズという武器を向けなければならないのか、という思わせることがなく、安心してみていられるのだ。

それにしても写真家でもアーチストでも、世界的に知られていて日本ではほとんど知られていない人が少なくないことをブラジルに移住してから痛感している。
インターネット、ボーダレスの時代などと言われて久しいが、日本の鎖国指向は江戸時代以来なのか、リバイバルなのか。
コロナ対策で、あらためてそのことがあぶり出されそうだ。

まず僕は家族ともにブラジルで生き抜こう。
そうそう、身近なグラフィティのスナップもあまり無理しないで撮っていこうか。


  


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