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岡村淳のオフレコ日記
     西暦2020年の日記  (最終更新日 : 2020/08/07)
7月9日(木)の記 カレーなる一族

7月9日(木)の記 カレーなる一族 (2020/07/09) カレーなる一族
ブラジルにて


サンパウロでのコロナ巣ごもり中に着手した、昔のライトエッセイ「住めばブラジル」の取り込み作業。
http://www.100nen.com.br/ja/okajun/000259/index2.cfm?j=1

そろそろ次のを準備しないと、と思ってデータをチェックすると「サンパウロのカレー事情」だった。
その時に取り上げた日本人の若い人が開けたカレー店はなくなって久しい。
フェイスブックやツイッターでも拙稿を紹介する手前、あらたな画像がほしい。
さあどうするか。

わが家の近くに数年前にオープンしたラーメン屋がいつのまにかカレー屋になっているのは街歩きの際に把握していた。
ラーメン屋時代に家族で行っているのだが…

器が面白かったが、ラーメン向きではなかった。
味噌ラーメンは頼んでみると、写真に載っている具が見当たらない。
カラアゲは、わが家の方がずっとおいしい。
ラーメンそのものも、わが家の方が…

そんな調子でリピートすることもなかったのだが。
さてカレー屋になってからのメニューと値段の書かれたチラシを持ってきた。
値段はブラジルのそこいらの定食より高い。
味も、あのラーメン屋のつくるものでは期待できない…

拙稿の写真の方も、このメニューの写真でお茶を濁す手もある。
が、なかなかそういうことができず…

今日、昼に思い切ってテイクアウトしてみることにした。
店の名は、Master Curry。
ラーメン屋時代の名前は憶えていない。
さてマスターカレーだが、金額もテイクアウトだと2割近い安いと知る。
このコロナ時期でもあり、すでに市内のレストランは定員制限でオープンし始めているものの、店には誰もいない。

マスクにフェイスガードの日系のおじさんがアテンド、15分ぐらいかかるという。
その間、外出時恒例としているグラフィティのスナップ撮りと、スーパーでの買い物。

カレー屋に戻って、店内の壁の写真などを撮らせてもらう。
いったん出るが、オンラインにアップの手前、写真に撮らせてもらったおじさんの名前、日系何世かなどを聞いておかねばと反省、また戻る。

そもそも前のラーメン屋とは関係がなく、オーナー系シェフは日本人一世だからぜひ会ったらいい、と調理場に案内されて。
大滝さんというオーナーとは向こうも仕事中でお互いマスクでもあるので話は控えめにするが、手ごたえのある人だ。
在ブラジル20年以上、フード、イベント関係の仕事を続けてきた由。
あらためてお話をうかがいたいものだ。
https://www.facebook.com/mastercurryjk/

帰宅後、まずはカレー弁当の写真撮り。
食べ物の写真はそれなりにむずかしいというプロの言葉を痛感。

味は、うまい!
とろみのなかに、肉、野菜、フルーツ、香辛料のうまみがよく溶け込んでいる。

この味のカレーが徒歩圏で、この値段でいただけるとは。
ホームワーク中で、日本式のカレーではないとNGなわが子も「『すき屋』よりおいしい」とコメント。

日本語で考える人のつくるのが日本料理、とはグルメでもある日本画家の千住博さんの論。
それをあらためてかみしめる。
うまい日本式カレーが食べられるぞ。

今日は外仕事だった家族がふたり帰ってきて、このカレーの話をすると両者とも「食べたい!」と叫ぶ。

わが家、そしてMaster Curryのオープンしたサウーデ地区は日系人の数は多いが、日本語で考えている人となると、いまやその十分の一にもならないだろう。
ほんのささやかながら、食べて応援!










  


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