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岡村淳のオフレコ日記
     西暦2020年の日記  (最終更新日 : 2020/10/30)
9月3日(木)の記 松井さん星野さん

9月3日(木)の記 松井さん星野さん (2020/09/04) 松井さん星野さん
ブラジルにて


できればお命日の9月1日に合わせて拙ウエブサイトにアップをと考えていた。
ブラジルの日本人小説家、故・松井太郎さんのお宅で発見した短編作品の原稿。
西暦2010年に日本で細川周平さんと西成彦さんが編んで松籟社から刊行した『松井太郎小説選 うつろ舟』収録の松井太郎作品一覧にもない作品だ。

松井さんは晩年、「少し手を入れれば発表できんでもないのがいくつかある」とおっしゃっていた。
その原稿は日本式の400字詰め原稿用紙にカーボンコピーを取ったものだ。
作品リストにはないが、ブラジルの日本語文芸誌等に寄稿した可能性がある。
日本語文芸誌の代表の方と事務局に照会のメールを送ったが、今のところ返しはない。

さてどうしたものかと考えて、格好の知人がいたのを思い出した。
メールで問い合わせると、さっそく調べてくれた。
僕が松井さんとお付き合いを始めたのは西暦2008年のことだが、その直前にブラジル発行の日本語文芸誌に掲載されているという。
しかも僕が入力済みのものより、数行多く書き足しがあるとのこと。
松井さんはカーボンコピーを取った後にさらに書き加えて寄稿していたとは。

「あれはあんたの方では出さんでください」
という松井さんの声が聞こえてくるようだ。
僕は研究者ではない。
僕でしかしようのない、松井さんの代表作『うつろ舟』についていろいろうかがった対話映像をこそまとめねば。
すでにまとめたこの映像より以前の撮影だ。
http://www.100nen.com.br/ja/okajun/000044/20150527010990.cfm?j=1

この作品も松井さんの全発言に日本語字幕を施したので、なかなかの作業となった。
そしてもうひとつ、松井さんに関して課題がある。
それはこちらのコロナ禍が少し落ち着くのを待たねば。

とりあえず目先の写真整理を手掛けて、またしてもクラッシュ…。

日本の思わぬ方から思わぬメールをいただいた。
本日付の日本経済新聞夕刊の星野智幸さんの連載が岡村について書いているとのこと。
それはやはり気になる。

そうか、日経電子版の無料会員という手があったか。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO63378320T00C20A9BE0P00/?fbclid=IwAR2ydiCbxQKP8NzEmfNqabVdN45P62y56asNRkjekx-AM5dAtzsWzzDOHrQ

うう。
星野さんに恥をかかせないよう、星野さんの描いたオカムラ像の「ふり」を少しでもしないと…
と思いつつ、そういうのも僕のガラではなさそう。
思えば「ライブ上映」という言葉を紡いでくれたのも星野さんだ。

ここに描かれているのはCOVID-19流行前の岡村のスタイルだ。
新型コロナ蔓延を経て、そのやり方でどうするのか。
そうした星野さんの原稿用紙の外側からの問いに応じなければ。





  


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