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岡村淳のオフレコ日記
     西暦2020年の日記  (最終更新日 : 2020/10/28)
9月15日(水)の記 彼女が写本をするとき [画像を表示]

9月15日(水)の記 彼女が写本をするとき (2020/09/15) 彼女が写本をするとき
ブラジルにて


最初にお会いしたのは一昨年はじめの学芸大学・流浪堂さん主催の拙作ライブ上映会、と記憶する。
懇親会にも出たいけど、終電が…とおっしゃる。
お住まいの地名を聞いて驚いた。
よくぞいらしていただけた。

えつこさんの行動力は目を見張る。
家業や育児で取り込むなか、地元の友人とともに地元で拙作の上映会を開いてくれた。
今度は僕の方が終電の心配をすることになったが、その後は会場で雑魚寝オッケーの上映会まで企画してくれた。

Etsuko拙著.jpg
えつこさんが上映ののちに書いてくれる拙作のレビューに息を呑んだ。
僕自身が気づいていなかった鋭く深い指摘。
それがご自身のあゆみ、体験、思想とともに編まれている。
なによりも、読むひとのこころにあるあたたかいものを引き出して、希望のひかりを灯してくれる。

読んだ人がその作品をみたくなる。
理想のレビューだ。

彼女のこのブログの2018年の部でいくつかのマスターピースを見ることができる。
https://ashigarakenpou.wordpress.com/

えつこさんは文章に加えて、拙作のイメージ画まで描いてくれた。
線がしっかりしていて、あたたかい。
こうしたレビューと絵を生み出していただけるのは、作者としてぜいたく至福の思いだ。

子育ても家業も地元での活動も、ますますたいへんになるだろう。
それに僕ごときをはるかにしのぐ人と作品を見つけていってくれるにちがいない。
そもそも僕自身が次の訪日の見通しもつかなくなってしまった。

と。
フェイスブックで拙著についてのレビューをあらたにアップしてくれたではないか。
メッセージのやり取りで、軽口めかして絵も描いていただけたら、と書いてみた。
すると!

程なくして、絵をかいてみたとの知らせ。
なんと!
拙著そのものを写本するとは!!

拙著の装丁は故・松井太郎さんの『うつろ舟』で驚きの仕事をされた在日本の西田優子さんにお願いしたもの。
拙著で、さらにすばらしい仕事をしてくれた。
えつこさんも拙著のカバーの文字、そして絵に衝撃を受けたとのこと。

経済的な見返りや賞与には縁がなかったが、こうした無償のお宝をいただけるありがたさ、あなかしこ、である。

http://www.100nen.com.br/ja/okajun/000051/20200915015556.cfm?j=1






  


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