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岡村淳のオフレコ日記
     西暦2020年の日記  (最終更新日 : 2021/01/01)
11月18日(水)の記 本のソムリエ

11月18日(水)の記 本のソムリエ (2020/11/18) 本のソムリエ
ブラジルにて


今後のトークのために、AILTON KRENAK の新著が欲しい。
AILTONはブラジルの先住民のオピニオンリーダー。
ブラジル式の言い方なら、アミーゴと称していい関係だろう。

先週、遠征した際に見つけた品ぞろえのしっかりしていそうな書店に行ってみることにする。
高級高層住宅街の一角。

先回、のぞいたあとでチェーン店だと知るが、チェーン店っぽさがないのがいい。
スマホの天気予報だと昼前から雨の確率が高い。
ま、だいじょうぶだろう。

行きはメトロの乗り継ぎで。
駅から、しばらく歩く。

カウンターで老女が自分の移住暦かなにかを延々と店のスタッフに話している。
その後に大型犬を連れた奥様が待機。
店内で排便の恐れはないのかな。
人間には、書店に入ると便意を催す人が少なくないようだけど。

こりゃあ長引きそうだ。
まず、ひと通り「自助」で店内を物色。
あらためてカウンターに近づくと、ふたりの女性スタッフのひとりがさすがに老女の話の聞き役から離れて「なにかお探しですか?」と尋ねてくれる。
AILTONの本の新聞の書評記事を見せると、合点がいったようだがパソコンで検索し始めた。

「小さい本でしたよね?」と言って店頭あたりを探し始める。
僕は書評を見ただけで、大きさはわからない。
お、見つけてくれた。
確かに小さい。
ブラジルでコルデルと呼ばれる民衆冊子のサイズだ。
こういう本のソムリエのいる書店のありがたさ。
そこいらの店だと、やる気のない店員にめんどくさそうに調べもしないで「ありません」と言われがちである。

よくもあった、見つけてくれた。
ホクホクと購入。

この店の奥にはカフェもある。
先週は店員のような常連のようなのが何人かわがもの顔でノートPCの作業をしていたので、パスをした。

今日はより時間が早く、雨模様のせいか誰もいない。
見聞を広めるために、着席。
折しも店内にとどろく雨音。

カフェの部分の天井はビニールシートなので、雨漏りが心配。
濡らさないように気を付けながら、戦利品の本を開く。
彼のポルトガル語はわかりやすくてありがたい。
少し読んで、十二分に使えることがわかった。

小やみまで店内待機。
帰路は長い。




 


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