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(最終更新日 : 2023/03/10)
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シャパーダ・UFO・火の用心
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シャパーダ・UFO・火の用心 (2021/07/12)
シャパーダ・UFO・火の用心(西暦2004年11月発表)
先回、ブラジルの隠れた滝の名所としてご紹介したシャパーダ・ドス・ギマラエス国立公園について、もっと知りたい!というリクエストをいただきました。
今回はシャパーダについてのとっておきの話を披露しちゃいましょう。
場所はブラジルのマットグロッソ州、地理的にはちょうど南米大陸の「重心」にあたります。
南米大陸の地図を切り取って、指1本で支えてみると、ずばりシャパーダのところでバランスが取れるというわけです。
いかにも何かありそうな場所!
シャパーダはミステリーなエネルギー・スポットとして、以前からその筋には知られていました。
私も長い時で一週間以上滞在しましたが、ふだんは現実の延長のような夢しか見ない私が、シャパーダに着いた初日から、空を遊泳するような「とんでもない」夢を味わいました・・・。
さて、シャパーダで地元の人に聞くと、UFOの目撃話の多いこと。
現地では珍しいことでもないのです。
古老からこんな話を聞きました。
「空飛ぶ円盤?そんなのは迷信さ。でも『金(きん)の母』ならホントに実在するよ。ワシも見た。火の玉がシュルシュル音を立ててジグザグに空を飛ぶんだ。金の産地にはよく現れるそうだがね。」
イヤハヤ奥が深い。
この方面もキライではない私は「UFO空港」という異名のあるシャパーダの最高峰、サン・ジェロニモの山を現地のガイドと共に訪ねてみました。
外国のUFO研究者が野営して、みごと円盤を目撃したといいます。
1日がかりで頂上にたどり着くと、テーブル・マウンテンなので頂上は真っ平ら。
確かにUFOの母船の離着陸にはピッタリです。
視界は360にわたって開けて、大気汚染はなし。
付近には人工照明がまるでありませんので、夜になれば円盤の1つや2つ、見かけても不思議はなさそうな気がします。
ここで、地球土産の売店でもだしたらいいかも。
土産は何がいいでしょう?
不思議な話題の尽きないシャパーダですが、今年(西暦2004年)9月、現地からショッキングなニュースが入りました。
山火事が数日間、続いて国立公園内でサッカー場4000個分の広さが焼けてしまったというのです。
原因はおそらく人災。
タバコか焚き火の不始末とみられています。
貴重な国立公園内で、火の管理もできない人類。
宇宙人もあきれて、しばらくは地球観光に来てくれないかもしれません・・・
ところで、先号でお話したようなシャパーダの古代遺跡を、宇宙人との関係で解釈する人もいるぐらいです。
私はかつて考古学徒でしたので、オキラクにこういう説には乗れません。
いっぽう古代人もシャパーダには特別なものを感じて、こうした遺跡を残した可能性はありそうです。
ブラジルの古代遺跡については、考古学クズレとして少なからぬウンチクがあります。
改めてご紹介しましょう。
(西暦2021年7月12日加筆)
現地に移住したレジーナさんが墨絵技法で描いたシャパーダ
アップしてみて筆者の映り込みに気づく…
再録寸言:
僕がひとりシャパーダを訪れてビデオ撮影をしていた1990年代前半は、スチール写真はフィルム撮影が当たり前でした。
そしてメディアでの発表を考えると、より高価で高画質のポジフィルム(スライド)を用いていました。
昨今のデジタルオンライン時代では、当時のスライドを引っ張り出してアップするのにあっぷあっぷするより、ネット上のリンクを紹介した方がよさそうです。
インスタグラムの以下のページでは、ご紹介したシャパーダをはじめマッツグロッソ州の目を見張る写真がテンコ盛りです。
https://www.instagram.com/ceudemt/
今回、ご紹介する写真はシャパーダでその名も「ECO」という旅行業を営むジョルジさんのお連れ合い・レジーナさんが墨絵の技法でシャパーダのテーブルマウンテンを描いたものです。
取材当時にいただいたものをこの度、額装してみました。
シャパーダの諸々をこのジョルジさんの活動を通してとらえた拙作『南米のヘソ 水と緑の大地シャパーダ』は小品ですが、昨今でも上映のリクエストをしていただいています。
今日なお新たに思わぬ発見をしてもらうというドキュメンタリー屋冥利を享受しています。
この作品の概要は以下をご参照ください。
http://www.100nen.com.br/ja/okajun/000061/20060201000892.cfm?j=1
(西暦2021年7月12日 記す)
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