2月25日(木)の記 僕がコルデルを買うまで (2021/02/25)
僕がコルデルを買うまで ブラジルにて
アパートメントの外壁塗替えの件で、スタッフがわが家にチェックに来るかもしれないとのこと。 一般ブラジル人に靴を脱げとは言いがたいので、窓まで新聞紙敷きの通路を準備しておく。
さて、夕食のための買いものもある。 訪問者の件でホームワーク中の家族の妨げになってもいけないので、昼時間に早めに済ますことにする。
今日のグラフィティ採集はどうするか。 乏しいのだが、近場のところで… 昨年6月にスナップした色あせた大判のものの部分アップにしてみるか。 このグラフィティの一角にバンカと呼ばれる新聞雑誌類を扱う売店がある。
見てみると、コルデルを置いているではないか。 コルデルとは日本で言うとA6:文庫本サイズで、あまり品質のよくない紙と印刷によるブラジル北東部起源の薄い民衆冊子だ。 いわば、日本の首都圏のキオスクで江戸時代の瓦版が売られているのを見るような衝撃。
すでに経年と日照で、色あせている。 値段を聞くと、一冊3レアイス、邦貨にして約60円。 2冊ほど買って見る。
今日の選書は、 『十字架のミステリー』 『聖セバスチャンの生涯と奇跡』。 わくわく。
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